火災の半数は枯れ草焼き・たき火が原因 消防本部が注意喚起
2022年04月16日 のニュース
京都府福知山市内で「枯れ草焼き・たき火」が原因となる火災が多発している。火災発生件数の半数以上に上ることから、市消防本部は緊急の防火広報に取り組み、注意喚起をしている。
市消防本部によると、今年の火災発生は14日までで16件。「枯れ草焼き・たき火」によるものは9件で、うち6件が土曜、日曜の日中に起きている。
火災が起きた気象状況は、5件が強風注意報、乾燥注意報発令時で、風にあおられて付近の枯れ草や落ち葉に燃え移り、建物や山林などに燃え広がった。火が消えたと思ってその場を離れ、あとで再び燃え出して火災になったケースもある。
■野外での焼却は例外を除き禁止■
野外での焼却は、一部の例外を除いて法律で禁止され、違反すると5年以下の懲役または1千万円(法人は3億円)以下の罰金、またはその両方が科せられる。
市生活環境課は、家庭から出るごみは焼却せず、市指定のごみ袋でごみステーションに出すか、分別して環境パークに持ち込んで処分するよう呼びかけている。
写真=枯れ草・たき火による火災が多発している