京都府内初、再エネ100%の公民館 北陵の敷地内に太陽光

2022年03月30日 のニュース

 京都府福知山市が坂浦に新築した北陵地域公民館の完工式が、現地で26日に催された。生きがいづくり、自家発電、安心づくりの「つくる」公民館をコンセプトにした新たな方向性で、地域拠点としての役割も担う施設の完成を喜び合った。

 SDGs(持続可能な開発目標)に貢献するため、敷地内に太陽光発電設備を設置。124枚の太陽光パネルで発電し、公民館全体の電力をカバーする。年間予想発電量は3万3584キロワット時(一般家庭10戸分)で、余剰電力は売電する。再生エネルギーで年間使用電力を100%賄える公民館は府内で初めて。

 2メートルの積雪に耐える強度がある太陽光パネルと骨組みにし、反射光を抑える環境にやさしい設備にした。

 災害などで停電し太陽光発電が使えない場合には、設置した蓄電池で賄う。蓄電池の電力も使い切った場合には、電気自動車から建物の一部に給電でき、通常の半数の照明と5カ所のコンセントを使えるようにする。

 LED照明を使用し、断熱効果を高めるなど省エネにも力を入れた。雨水タンクを置いて水をため、断水時にトイレなどに使う。

 市の地域公民館としては2例目となるWi-Fi環境を整え、生涯学習と社会教育の拠点としての機能も向上させた。

■京都産木材使い 地域拠点として3億円かけ新築■


 公民館が老朽化し、2018年7月豪雨で旧北陵総合センターの北西側法面が崩落したため、19年から整備を検討してきた。

 北陵総合センターのこぶし荘などがあった場所に新築。京都産の木材を使用し、木造平屋建て延べ床面積434平方メートルの規模で、総事業費は3億1564万円。可動式の間仕切りで区切れる研修室と和室のほか、調理室、事務室、多機能トイレなどがある。

 完工式式には市関係者、地元の人ら約30人が出席。大橋一夫市長が式辞、高橋正樹市議会議長が祝辞を述べ、市教育委員会の職員が建物の概要説明などをした。続いて玄関前で端野学教育長、谷和茂・金山代表自治会長、曽根修・雲原自治会長が加わり、5人でテープカットをした。

 公民館は4月1日にオープンし、開設時間は午前8時30分からになる。開館後は、地域包括支援センター出張相談窓口を毎週木曜日に開設し、高齢者の健康、介護、医療など幅広く対応する。

 

写真上=設置した太陽光発電設備
写真下=テープカットをして完成を祝った

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