異例、市役所にウクライナ支援の募金箱 市民の関心高く
2022年03月27日 のニュース
京都府福知山市が、ロシアの侵攻を受けているウクライナの人たちを支援するための募金箱を、市役所本庁舎と3支所に設置した。海外に向けた募金箱を置くことは珍しいが、支援を申し出る来庁者が多いことに応えている。
募金活動は、日本赤十字社京都府支部福知山市地区(事務局・市社会福祉課)の取り組み。日本国内で発生した災害などの救援金や義援金で募金箱を置くことはあるが、海外が対象のものについては基本的にはない。
しかし、今回のロシアのウクライナ侵攻の惨憺たる状況に心を痛める市民から、募金についての問い合わせが相次ぎ、「少しでも力になれれば」と、窓口を訪れて匿名で寄付を託していく人もいるため、募金箱を作った。
募金箱は16日に本庁舎の同課と3支所に設置。特別に本庁舎正面玄関を入ってすぐの総合窓口横にも置いている。
23日までに7万1235円が寄せられている。同課の担当職員は「他の義援金や救援金と比べると募金者が多い印象です。ウクライナのことを思うみなさんの気持ちを感じます」と話していた。
募金は5月31日まで。時間は平日午前8時30分から午後5時まで。
口座振り込みの場合は、ゆうちょ銀行・郵便局。口座番号00110-2-5606、口座名義は日本赤十字社。通信欄に「ウクライナ人道危機」と明記する。
問い合わせは、同課、電話(24)7087へ。
写真=市役所本庁舎窓口に募金箱を設置している