「京都中丹いちおし商品」新たに7点が認定
2022年03月20日 のニュース
京都府中丹広域振興局が選定する「京都中丹いちおし商品」に、新たに7点が認定された。このうち福知山市内で製造されているのは、切り干し大根と干しブドウ、かりんとう、クッキーの4点で、味や商品パッケージなどが高い評価を受けた。
同振興局では、中丹地域の事業所で製造され、府内産の原材料を使う加工食品などを募集。この中からいちおし商品を選び、PRする取り組みを2018年度から続けている。
今年度2期目の審査会がこのほどあり、応募のあった14点を商品企画の専門家ら6人が審査。見た目やおいしさ、中丹らしさ、お土産商品としての魅力などで評価した。
福知山市内からは、勝新吾さん=夜久野町高内=の「黒ボク大根の切干し大根」▽横田石材=前田新町=の「ほしぶどう5種」▽大江作業所=大江町二俣=の「おにのごはん(かりんとう)3種」と「ほろほろくっきい11種」の計4点が選ばれた。
切り干し大根は、夜久野高原の火山灰土(黒ボク)で栽培され、甘みが強い冬の時期の大根を使用。乾燥することで、さらにうまみ、甘みが増した商品で、野菜チップスとしても食べられる。
ほしぶどうは、三和ぶどうをそのまま乾燥させ、うま味を凝縮。完全無添加、無着色、無香料で、保存料、甘味料も不使用という。コンパクトで、持ち運びに便利なパッケージを採用している。
おにのごはんは、クッキーのような味と歯ざわりのかりんとう。黒糖、ゆず、万願寺とうがらしの3種類があり、原材料の卵などは大江町産を使用。パッケージには、鬼のデザインが入っている。
ほろほろくっきいは、万願寺とうがらしや梅干し、紅茶、ごま、カカオ、プレーンなど11種類があり、小麦粉は京都産を使用。無添加にこだわり、口の中でほろっとくずれる食感が特長という。
このほか、舞鶴市の事業所が作る「鹿花椒漬」と「鶏梅煎茶漬」、綾部市の「完熟コリンキーで作ったかぼちゃジャム」も選ばれ、いちおし商品はこれで計55点になった。
いずれも同振興局のホームページで紹介し、中丹地域の特産品フェアで販売するなどしてPRしていくという。
写真=今年度第2期で選ばれた中丹いちおし商品