もうすぐ春 屋根から雪解け水が滴り、鮮やかな紅梅が咲く
2022年03月01日 のニュース

日中は青空が広がるぽかぽか陽気となった2月最終日の28日、大雪に見舞われて1メートル近くの積雪が残る場所もある京都府福知山市雲原などでは、屋根から雪解け水がぽたぽたと滴り落ちる光景が見られた。
気象庁によると、同日の福知山は最低気温がマイナス2・4度と冷え込んだが、日中は今年最高の16・4度(午後2時17分)を記録し、4月上旬並みの気候となった。
少し動くと汗ばむような気温で、市街地では車の窓を開けて運転する人、日向ぼっこを楽しむ人の姿などが見られた。
少しずつ春の訪れを感じさせ、気象庁の予報では今週、最高気温と最低気温は平年並みか高い状況が多いが、来週前半は低い状況になるという。

■紅梅が咲き始める長田段の植村さん宅■
長田段の植村喜昭さん(89)宅の庭では、紅梅が濃紅色の鮮やかな花を咲かせ始めている。道路に面した場所に植えてある3本で、咲きそろうと足を止めて見入る人もいるという。
38年ほど前に植えたもので、植村さんが欠かさずにせんていなどを続けている。開花は例年よりやや遅く、2月26日ごろだった。植村さんは「毎年、きれいに咲くので眺めるのを楽しみにしています」と笑顔を見せていた。
写真上=雪解けの水が滴る民家
写真下=鮮やかな梅の花が咲き始めた