赤ちゃん「泣いてもかましまへん」 京都府がステッカー作る
2022年01月31日 のニュース

京都府内の行政、経済団体、教育関係機関など52団体で組織する府子育て環境日本一推進会議は、社会全体が赤ちゃんに愛を向ける取り組み「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」に賛同し、子育てに励むママ、パパにエールを送る「泣いてもかましまへんステッカー」を作った。JR福知山駅や府福知山総合庁舎など、府内各地で配布している。
このプロジェクトは、公共の場で泣き始めた赤ちゃんと、懸命に泣きやませようと焦るママの姿をきっかけに、エッセイストの紫原明子さんが呼びかけ、2016年に始まった。
周囲が「焦らなくても大丈夫」という気持ちをステッカーなどで見える化し、ママ、パパを優しく見守り、子育てに温かな風土をつくるのが目的。ウェブサイトの「ウーマンエキサイト」で、情報発信や賛同者を募っている。
推進会議では、昨年11月にプロジェクトへの賛同を宣言。これに合わせ、「泣いてもかましまへん」の文字、赤ちゃんのイラストを描いた府限定のステッカー(縦4センチ、横5・5センチ)を作成した。「身の回りのものに貼って、子育てに励むママ・パパにエールを」と呼びかけている。
また府の新年度予算案にも、プロジェクトの推進に向けた予算を計上。府議会で可決されれば、公共交通機関などで大々的な啓発、キャンペーンを実施する予定で、インターネット、SNSも駆使して、府民にプロジェクトの浸透を図るという。
写真=ステッカーのついたチラシをJR福知山駅などで配布している