かれんに揺れる秋の七草 養泉寺でハギが見ごろ
2021年09月18日 のニュース

丹波萩寺として知られる京都府福知山市中、臨済宗南禅寺派・養泉寺(一常宗玄住職)で、秋の七草の一つ、ハギの花が見ごろを迎えている。18日午前中に台風が過ぎ、時折日が差すなかで、白、赤紫色の花が秋風に揺れていた。
養泉寺のハギは終戦後、前住職が本堂前にシラハギを植えたのが始まり。年々数が増え、今では境内や駐車場周辺に、白色のシラハギ、赤紫色のミヤギノハギ、ニシキハギの計約130株が植わっている。
近年は開花が遅れ気味で、9月下旬に咲いていたが、今年は8月に猛暑日が少なかったことから、以前のように9月上旬に開花した。
本堂前のシラハギは花芽のつきがよく、長く垂れ下がった枝から、かれんな花がいっぱい咲いている。
見ごろは9月25日ごろまで。一常住職(67)は「9月初めごろに朝夕の温度差が大きい日があったため、開花が早まったのではないかと思います。よく咲いてくれました」と話している。
写真=本堂前で咲くハギ(18日午前9時すぎ)