初夏に咲いたアジサイ 秋になってまた開花
2021年09月16日 のニュース

京都府福知山市田野山田、門田明美さん(61)方で、初夏に咲いたアジサイを花後に挿し木で移植したところ、このほど再び開花した。
門田さんは今年5月初めごろに、近所の人から鉢植えのガクアジサイをもらった。6月初めごろにはきれいな花を咲かせた。花が終わったあと、来年はもっとたくさん咲かせたいと思い、茎を5、6株切って、別の大きな鉢に挿し木をして育て始めた。
そうするうちに2株が根付き、青々とした葉っぱが生え、7月初めには花芽が見られるようになった。門田さんは「あれ」と思いつつ、水をやるなどの世話を続けていたところ、8月になって1輪が開花した。
現在は4輪咲いていて、つぼみのものもたくさんある。門田さんは玄関先の庭で別のガクアジサイを育てており、そちらは初夏に開花しただけ。「雨が続いたのが影響しているのでしょうか。それにしても不思議ですね」と驚いている。
新型コロナウイルス感染拡大で外出しにくい中、「花を見ると心が安らぎます。まだ咲きそうなので、観察したい」と言う。門田さん宅では、多くの人たちの癒やしになればと、鉢をよく見える玄関先に置いている。
写真=開花したガクアジサイを見る門田さん