庭のプランターでサトウキビ育つ 強風で倒れても立ち上がり
2021年09月12日 のニュース

家庭菜園をしている京都府福知山市土師新町東の岸見妙子さん(68)が、サトウキビの苗をプランター栽培したところ、高さ約2・5メートルになった。暖かい沖縄の植物というイメージが強かっただけに、冬には雪が積もり寒い福知山でも大きく育ったことが「信じられない」と喜んでいる。
苗は昨年12月、高さ約30センチの2本を知人から譲り受けた。たまたま残っていたプランターがあったので、興味本位で植え、冬場には防寒のために袋をかぶせておいた。
全く育つ気配がないため、引き抜こうと考えていたところ、3月に入ると芽吹き、その後はとくに世話をすることなく成長を見守った。強風で倒れかけても立ち上がり、伸び続けた。茎には竹のような節がみられる。
岸見さんは「元気に育ってうれしい。時期はよく分かりませんが、できれば収穫して茎をかじって甘みを味わってみたい。来年も栽培に挑戦したい」と話していた。
植物に詳しい市自然科学協力員の京極春樹さんは「サトウキビは四国でも栽培されています。丈夫なので、福知山でも冬越しさえうまくいけば育てることができます」と話す。
写真=成長を続けるサトウキビと岸見さん