サツマイモに花30輪 アサガオのようなラッパ状
2021年09月05日 のニュース

京都府福知山市平野町の湯浅哲行さん(74)が、戸田の畑で育てているサツマイモに、薄紫色でラッパ状の花が次々に咲いている。サツマイモ栽培は30年ほど前からしているが、開花したのは初めてという。
湯浅さんはさまざまな野菜を栽培している。サツマイモを育てているのは畑の一画約30平方メートル。4月上旬に約150本の苗挿しをして世話を続けてきた。1週間ほど前の朝、初めて開花に気がついた。多くのつるにつぼみがたくさん付き、これまでに30輪以上が清らかな姿をみせている。
毎日のように畑に通う湯浅さん。つぼみがまだ50個以上あり、どれだけ花数が増えるか楽しみにしている。「アサガオにとてもよく似ています。朝には咲いていますが、昼ごろにはしぼんでしまう。不思議ですね」と話す。
府中丹西農業改良普及センターによると「サツマイモは短日性で、日照時間が短く、さらに気温が高くないと開花しない。今年は天候不順でこれらの条件が重なり咲いたのでしょう。沖縄や九州では開花を聞いたことがありますが、本州では珍しい」という。
写真=アサガオのようなサツマイモの花