「いつもよりも良い出来」京のブランド産品 枝豆・夏ずきんの収穫進む
2021年08月02日 のニュース

京のブランド産品「京 夏ずきん」の収穫が、京都府福知山市内で盛んになっている。丹波黒大豆から生まれた夏限定の枝豆で、粒が大きく甘みのあるもちもちとした食感が人気。市内の生産農家では、枝ごと収穫し、大きいものだけを厳選して袋詰めしている。
京都府が育成したオリジナル品種で、広く知られている「紫ずきん」の早生種にあたる。京丹後、福知山など6市1町の19・7ヘクタールで栽培している。販売量は62トンを目指す。このうち、福知山では44・5アールで栽培し、1・3トンの収穫を見込む。
夜久野町平野で農作物の生産、販売を手掛ける「ファームきぬがわ」(衣川重人社長)では28日から収穫を始めた。今年は梅雨明けから雨が少なかったが、生育は順調で、「いつもよりも良い出来」だという。
ファームでは豆の入ったさやを枝から外したあと、職員が中身のしっかり詰まったものだけを選び、手作業で袋にまとめていた。
衣川社長(66)は「約15アールで育てています。うまみとコクがあるのが特長です。夏のビールのつまみとして楽しんでもらえたら」と話している。
写真=しっかりとした実を選んでいる