伝統の福知山踊り16手振りを習う 惇明小3年生が踊振興会から
2021年07月16日 のニュース
京都府福知山市内記五丁目、惇明小学校(中川敏朗校長)で14日、「ドッコイセ」の掛け声で知られている福知山踊りの体験学習があり、3年生105人が福知山踊振興会(田村卓巳会長)の会員から、16手振りある踊りを習った。
福知山の良いところを学ぶ総合的な学習の時間で、毎年3年生が習っている。今回は田村会長(67)ら振興会員9人が講師を務めた。
最初に田村会長が福知山踊りについて説明。約400年前から踊られ、福知山城の築城の際、石垣の石などを運ぶ時に、「ドッコイショ」という掛け声ではやしたてたことが、踊りの起源であると紹介した。
このあと女性会員から、16手の振り付けを教わった。児童たちは「指の先まで伸ばして」「手をたたく時は顔の前で」などとアドバイスを受け、ポイントを習得した。
音頭に合わせた輪踊りもして、古里の盆踊りを覚えていった。最後にクラスごとに輪踊りを披露した。岡本彰真君は「手の向きが難しかった。しっかりと覚えて盆踊りのときに踊りたい」と話していた。
写真=福知山踊振興会の会員から福知山踊りを教わる3年生たち