今年はひっそり? 京都府内唯一の営巣地、ササゴイの飛来減少

2021年07月10日 のニュース

 毎年この時期に、福知山市問屋町の街路樹では、京都府の絶滅危惧種でサギ科の渡り鳥「ササゴイ」がにぎやかに子育てをする。ところが今年はひっそり。いつもは忙しくひなを育てる親鳥の姿が見られるが、今年はほとんど姿が確認されていない。

 ササゴイは長くとがったくちばしと青灰色で笹の葉の様な模様の羽が特徴。毎年4月下旬に東南アジアなどから渡ってきて、市道沿いのケヤキに巣を作って子育てをする。これまでは準絶滅危惧種だったが、今年の改定で絶滅危惧種へとランクが上がり、府内ではこれまで以上に姿を見かけることが少ない鳥とされている。

 福知山環境会議と協力して観察会を開いたりしてきたFAヤマセミの会の大槻浩さん(62)によれば、今年は5月2日に2羽を確認しており、19日には1カ所で営巣もあったものの、その後は巣が確認できていない。

 6月28日に1羽が見られたが、「街路樹の葉が茂っていて巣があるか、ひながいるかは不明な状況です。ふんなどの痕跡はあるため、巣があると期待しています」という。

 2019年には巣が8つあり、25羽ほどのひなが確認できていたが、20年は巣が3つでひなは6羽に減少した。大槻さんは「19年秋のせんていで巣をかける枝が減り、20年には数が減ったと考えています。府内で知られている営巣地は福知山だけです。枝も徐々に回復しているため、また多くのササゴイが来てくれることを願っています」と話している。

 市はFAヤマセミの会から、ササゴイが巣を作りやすいように枝を残す要望を受けており、今後は同会にせんてい時のアドバイスを依頼するという。
 

 
写真=今年は静かな問屋町のケヤキ

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