温水プールでクラスターの福知山市　全スポーツ施設を休館・閉鎖

　京都府福知山市は、市立温水プールで幼児を中心に14人のクラスターが発生するなど市内で新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを受けて、24日から市の公共施設55カ所の利用を制限する。38のスポーツ施設は原則休館か閉鎖、17の観光・文化施設は同時に入場できる人数を制限する。5月5日まで。

　4月に入ってから感染者数が急増。一日に2桁の感染者が判明する日も続く。市新型コロナウイルス感染症対策室は、施設制限で「市民にさらなる危機管理意識に訴えたい」と説明する。

　原則休館、閉鎖するスポーツ施設は、三段池公園内施設をはじめ、地域公民館のグラウンドや体育館など。市立小中学校の体育館・グラウンドの一般利用も休止する。温水プールは別途、先に休館している。

　観光・文化施設の同時入場制限は、各施設で密を避けられる数値を算出した。福知山城は50人、佐藤太清記念美術館は40人、動物園は200人、日本の鬼の交流博物館は100人などとしている。

　京都府に緊急事態宣言が再々発出された場合には、規制内容を見直すことがある。
　
　
写真＝福知山城は同時入場50人の制限をする