水田に伸びる苗の列 報恩寺で田植え始まる-若手農家田中さん
2021年04月19日 のニュース

京都府福知山市内で早くも田植えが始まった。報恩寺で合計13ヘクタールの水田を管理する農家、田中宏明さん(32)は、地区内でいち早く作業を進めている。
田中さんは4年前から実家で米作りを始めた。高齢化などで担い手の無くなった水田を借りて、コシヒカリやもち米を生産。地域からも若手農家として期待を集める。
市内では5月に入ってから田植えをするところが多いが、田中さんはたくさんの水田で田植えをすることもあって、例年、早くから作業を始めている。今年は17日から始めた。
19日は午前8時ごろに作業開始。田植え機に乗り込み、慣れた動作で苗が真っすぐに並ぶように植えていった。管理する田んぼ全てで作業が終わるのは5月ごろで、「報恩寺は土壌が良いので米の質も良いです。おいしいものが出来るようにしたい」と話していた。
写真=田植え機で作業をする田中さん(19日午前8時35分ごろ)