橋の下から生えた木の正体は… “ど根性桜”咲く
2021年04月13日 のニュース

京都府福知山市夜久野町井田地区の牧川にかかる井田橋下の護岸から、桜の木が伸び、花を咲かせている。住民の間から「すごい生命力。ど根性桜だ」と話題になっている。
地元老人会長の塩谷勇さん(73)と会員の平田勲さん(80)によると、3年ほど前に橋の北側に木が生えているのを見つけた。のぞき込まないと分からないほどだったが、年々成長し、昨年には高さ約3メートルまで伸びて橋の手すりを超えた。
雑木だと思っていたため、しっかり木の確認はしていなかった。桜と分かったのは1週間ほど前。老人会で昨夏に橋の南側に桜の苗木10本を植えたため、生育状況を見ようと訪ねたときだった。木に花が咲いており、近付いてみると、数は少ないが、ソメイヨシノと思われるピンク色の花を付けていた。
2人は「景観を損ねるので切ってしまおうと考えていた矢先でした。種が飛んできて生えたのかもしれません。伐採せずに大事にしていきたい」と話していた。
写真=橋の下から伸びる桜