寒さが厳しさ増す「小寒」 雪の下には春の使者フキノトウ
2021年01月05日 のニュース

きょう5日は、二十四節気のひとつ「小寒」。寒さが厳しさを増すころだが、京都府福知山市夜久野町では正月に降り積もった雪の間から、早くも春の使者といわれるフキノトウが顔をのぞかせている。
フキはキク科の多年草で、つぼみがフキノトウ。自生する天然物が芽を吹き出すのは、雪解けが始まるころといわれる。夜久野町大岶の居母山クラブ会長、飯尾恒洋さん(77)方では、玄関前や裏庭など敷地一帯に自生。この冬は正月には60センチ近くの積雪となり、今も10センチ~20センチ程度が残っているが、雪をかきわけると枯れ葉で覆われた冷たい地面のあちこちに、薄緑色のつぼみを見つけることができる。
飯尾さんは「つぼみはまだ硬いものが多いですが、日ごとに膨らんでおり、早くほろ苦さを味わいたい」と話していた。
気象庁によると、福知山のけさの最低気温はマイナス1・3度(午前0時)と冷え込みが厳しかった。
写真=雪の間から顔をのぞかせているフキノトウ