難民支援に市民から子ども服2775枚 共栄中学校生徒会に賛同

2020年12月03日 のニュース

 京都府福知山市東羽合、京都共栄学園中学校生徒会(稲葉友莉香会長)が、難民の子どもたちに衣服を届けようと、約1カ月間、全校生徒と協力しながら子ども服の回収活動をしたところ、2775着が集まった。生徒たちは、協力してくれた市内外の人たちに感謝している。

 衣服販売などをするユニクロ、ジーユーの「『届けよう服のチカラ』プロジェクト」に参画し、昨年度に続き取り組んだ。

 7月には生徒会を中心に全校生徒で事前学習。11月には両丹日日新聞などに折り込みの広域情報紙「タウンタウン」に、生徒会が制作した広告を掲載するなど地域への周知を図った。

 収集期間は11月6日から26日までで、活動を知った市民から同校へ、続々と衣服が届けられた。中には「世界の子どもたちに使ってもらえたら」「役に立てば幸いです」とメッセージを寄せる人もいた。

 3年生を中心に、約50人が体育館で集計し、服をハート型に並べて記念の動画を撮影。手分けして枚数を数えた。

 稲葉会長は「こんなにたくさんの子ども服を届けてもらってありがたい。難民の子どもたちのために協力してもらえてうれしい」と喜んでいる。

 寄せられたTシャツやズボンなどの衣服は専用の集荷場へ発送し、約130カ国に事務所を置くUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の要請に応じて、難民キャンプに送られる。

 また、生徒たちが撮影した動画は、協力してくれた人への感謝のメッセージとともにインターネット上で公開している。

 
写真=寄せられた服で大きなハートを作った

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