「見に行きたい名所」巡るツアーを自分たちで企画 三和学園が地元再発見で
2020年11月10日 のニュース

京都府福知山市三和町千束の小中一貫校、三和学園(川端那美代校長)9年生(中学3年生、23人)がこのほど、行ってみたい市内のスポットを選んで巡る「ふるさと再発見企画ツアー」をした。晴天のもと、福知山城や大原神社など、生徒が地元の名所を訪れ、魅力を再確認した。
学園は、地域について学び、愛着を育てる三和創造学習に学校ぐるみで取り組んでいる。中学3年生は1年生の時から地域調べなどをし、ふるさとにどういった資源や魅力があるかなどを調べてきた。
この3年間の集大成として、今年度は情報発信も含めて学習し、地元を活性化するイベントやツアーなどを各自が考えて1枚の紙にまとめ発表。これをもとに、行ってみたいところを全員で話し合って再発見ツアーを企画した。
各自が考えたイベントやツアーは、ジビエ、ナイトツアーなどいろいろあるが、実現可能で費用がかからないものに絞って取り上げた。午前中は福知山城と三段池公園を見学。午後は三和町内を回り、大原神社、農家民宿・ふるま家と経ケ端城址、井の奥公園(三和工業団地内)、手づくり牧場・みわファームへバスで行った。
城では、昇龍橋や天守閣などで記念写真を撮り、天守閣内の資料を見学したり市街地を遠望したりして楽しく過ごした。このほかの場所でも、写真を撮ったり景色を楽しんだりして古里の魅力を再確認した。
同校では、19日に福知山公立大学生を招いて中学1~3年生との交流会を予定しており、3年生はツアーの成果などを発表する。
写真=天守閣をバックに記念撮影する生徒たち