大学院設置や新キャンパスなど意見交換 福知山公立大学将来計画有識者会議
2020年10月26日 のニュース

京都府福知山市の福知山公立大学(井口和起学長)は、来年度以降の将来計画を策定するため、有識者会議の第1回会合をこのほど西小谷ケ丘の校内で開いた。委員長選出のほか、大学院や新キャンパスの設置などの構想について、教授らが意見交換した。
有識者会議は、公立大学側の代表者や外部の教育、経済、行政などの関係者16人で構成。議論を重ねていき、年内にとりまとめて提言。これをを受け、大学は年度内に将来計画を作り上げる。

初会合では、京都工芸繊維大学の森迫清貴学長が委員長に選出されたあと、大学側が今後の構想を発表した。
大学院については、かねて市の構想の中に盛り込まれていたが、理系の情報学部が今春開設されたことから、大学としても本格的に検討を始めた。2024年度の設置をめざすとし、それを聴いた他の委員は「高校生にとって魅力的だ」と発言した。
このほか、見込まれる学生数増員に対して、整備の必要性が高まる新キャンパスの設置についても意見を出し合った。
会議は11月に2回開く予定。将来計画は、来年度に策定する大学の次期中期目標・計画(22-27年度)の基礎になる。
写真上=西小谷ケ丘の福知山公立大学
写真下=大学の将来計画策定に向けた有識者会議の第1回会合