城、光秀ミュージアム6月から再開 府内在住者限定

2020年05月29日 のニュース

 京都府福知山市は28日、現在休館している市の公共施設を6月1日から段階的に再開すると発表した。大河ドラマの影響で脚光を浴びている福知山城天守閣や福知山光秀ミュージアム、福知山城公園は、利用を府内在住者に限定し、入場制限で密閉・密集・密接の3密を回避、発熱などの症状がある人には利用を控えてもらうよう呼びかけ、消毒などで感染予防対策を徹底する。

 京都府の今後の対応を受け、市新型コロナウイルス感染症対策本部が決めた。観光施設と文化施設は、再開の移行期間を6月1日からの「ステップ1」、同月19日からの「ステップ2」に分けて、入場制限を段階的に緩和する。入場制限では、出入り口で入場者数を確認し、施設内では密集を避けるために音声アナウンスやスタッフが移動を促すなど工夫する。

 主な観光施設、文化施設の「ステップ1」での入場制限は、福知山城天守閣25人(過去のピーク時約120人入場)、福知山光秀ミュージアム20人(同約100人入場)、動物園100人、佐藤太清記念美術館20人。それぞれ府外からの入場は断り、動物園を除いて7月末まで団体利用は受け付けない。

 「ステップ2」ではそれぞれ入場上限人数を倍増し、府外からの来場者も受け入れる。

 スポーツ施設は移行期間を設けず、温水プールは混雑時の入場制限をし、更衣室を利用せず自宅での着替えの協力を呼びかける。三段池公園総合体育館のトレーニングルームは、利用人数や時間制限などを設ける予定。児童科学館のプラネタリウムも再開するが入場制限をする。

 交流・宿泊施設の大呂自然休養村センターや三和荘、夜久野荘、夜久野高原温泉、大江山グリーンロッジなどは換気、消毒などを徹底して再開。市民交流プラザのフリースペース、厚生会館大ホール、夜久野ふれあいプラザ、ハピネスふくちやま、大江町総合会館の各ホールも利用人数の制限をしたうえで再開する。

 いずれも、8月1日以降も入場制限などは当面続ける。ただし、国や府の方針、地域の感染状況に合わせて見直す場合がある。

 市立小、中学校体育館の一般利用は当面休止を継続する。

市イベントは3ステップで

 中止、延期をしている市主催や市関係団体が主催、共催するイベントは6月1日から3ステップで、段階的に再開する。再開計画は次の通り。

 【6月1日から(ステップ1)】全国的・大規模=中止か延期▽屋内=100人以下か収容定員の50%以下▽屋外=200人以下、十分な間隔確保

 【同月19日から(ステップ2)】全国的・大規模=中止か延期▽屋内=1000人以下か収容定員の50%以下▽屋外=1000人以下、十分な間隔確保

 【7月10日から(ステップ3)】全国的・大規模=中止か延期▽屋内=5000人以下か収容定員の50%以下▽屋外=5000人以下、十分な間隔確保

 【8月1日から(移行期間後)】全国的・大規模=開催可▽屋内=収容定員の50%以下▽屋外=人数制限なく十分な間隔確保


写真=来月1日から府内在住者に限って入場できる福知山城

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