団地に残る唯一の桜満開 建て替えで伐採の可能性

2020年04月09日 のニュース

 京都府福知山市のつつじが丘団地に、1本の桜の木がある。団地の建設時に植えられ、樹齢は50年以上。団地の建て替え計画が進んでいて、伐採されるとみられる。桜を見守り続けてきた一人で、近くに住む芦田譲祐さん(85)は「花が見られるのは残りわずか。目に焼き付けたい」と、満開になった桜の木を感慨深げに見上げる。

つつじが丘団地は、1966年から68年に建てられ、2・25ヘクタールの敷地に28棟(市営14棟・73戸、府営14棟・87戸)が並んでいる。どの建物も耐用年数が超過。同じく建物が老朽化している向野団地(市営17棟・76戸)と統合し、建て替えられることが決まっている。

現在は市が境界確定を進めており、2021年から実施設計や許認可業務、22年から建設工事が始まる計画。

つつじが丘団地には、桜の木が数本あったが、これまでに伐採され、現在は市が管理する駐車場の1本のみ。景観を良くするために植えられたソメイヨシノで、樹高は約5メートルにまで育っている。

芦田さんが管理し、花が咲くころには、ちょうちんを飾り付けて華やかさを演出してきた。毎年この時期に花見を催すなど、住民の憩いの場になっており、桜の木は住民たちとともに生き、温かく見守ってきた。

芦田さんは「建物が老朽化していて、団地の建て替えは仕方がない。ただこの桜の木が無くなるのは、とても寂しいし残念。できるならギリギリまで、残しておいてほしい」と願う。


写真=つつじが丘の桜の木と芦田さん

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