マスク姿で蛍の光 京都府立高校、新型コロナ対策で式典短縮
2020年02月28日 のニュース
京都府立高校の卒業式が28日に行われた。福知山市内の3校は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、時間短縮などの対策を取った中での実施となったが、全体で514人が門出を迎え、教職員や保護者らが祝福した。
石原の府立工業高校(大島浩樹校長)では第30回卒業式があり、180人が将来に向けて一歩を踏み出した。保護者らの拍手に迎えられて入場し、国歌、校歌を斉唱。クラス担任が一人ずつ名前を呼び、クラス代表が壇上で大島校長から卒業証書を受け取った。
式辞では、大島校長が授業や資格取得、部活動に励んだことをたたえて、「自分のやるべきことをやって、人に感謝される人間になってください」と伝えた。
このあと、在校生代表の送辞、卒業生の答辞、記念品授与などがあった。
普段の式典では、体調が悪い場合を除き、出来るだけマスクを外すように促しているが、今回は着用を認め、入場する卒業生の中にはマスク姿もあった。体育館入り口では保護者ら用にアルコール消毒液を用意した。
他の2校では福知山が254人、大江が80人の卒業生を送り出した。
また、正明寺の福知山淑徳高校でも卒業式があり148人が卒業した。
写真=マスク姿の卒業生も目立った(28日午前9時25分ごろ、工業高で)