水槽で孵化させ、サケを観察 三和小3年生
2020年02月10日 のニュース

京都府福知山市三和町千束の三和小学校3年生13人が、ふ化したサケの仔魚(しぎょ)の成長を見守っている。水槽で卵から育てていて、100個の卵のほとんどがふ化。児童たちは、元気に泳ぐ姿を熱心に観察している。
地域の歴史、特産物などを調べる三和創造学習の一環。サケは同町川合地域と関わり深く、昨春には、サケの神様を祭る大原神社の末社・飛龍奉社を見学したり、サケやマスを食べないといった言い伝えがあることを学んだりした。
水槽は職員室の前に置き、普段は段ボールをかぶせ遮光する。1月8日以降、3年生が中心となって毎日、水温を測定し記録。目安となる積算温度480度に近づいてきた1月中旬から少しずつふ化が始まり、下旬には多くが仔魚になった。
今では体長2センチほどになり、石の下で身を寄せ合っている姿を見て、子どもたちは「死んでしまったのもいるけど、元気に大きく成長させて放流したい」と話していた。
3月上旬に福知山か綾部の由良川に放流する予定。
写真=水槽の中のサケを観察する3年生