世界パラ陸上ジュニア大会走り高跳びで銅メダル 福高3年足立悠都選手
2019年08月10日 のニュース

京都府立福知山高校陸上部3年の足立悠都選手(17)が、スイス・ノットビルで開かれた世界パラ陸上競技ジュニア選手権大会の走り高跳びで3位に入賞した。世界大会での銅メダル獲得に足立選手は大喜び。次は来年東京で開催されるパラリンピック出場を見据える。
生まれつきの病気などのために左腕が短く、握力が弱い足立選手。日本パラ陸上競技連盟の強化育成指定選手になっており、世界パラジュニアへの派遣選手に選ばれた。
出場種目は走り高跳びと走り幅跳び。走り高跳び(競技カテゴリーU20、競技クラスT42~47・T61~T64)は8月3日に行われた。足立選手は最初の1メートル58を一発でクリアし、順調に飛び続け、1メートル68を成功させたが、1メートル71は失敗に終わった。
成績は高さのほか、障害の程度でみるポイントも加味される。足立選手がクリアした1メートル68は出場者の中で一番高く跳んだ記録だったが、足立選手と比べ他の選手が障害の程度が重いため、ポイントが高くなり、順位では3位になった。
走り幅跳び(同、同)は4日にあり、5メートル52で5位に入賞した。
足立選手は「世界規模のパラ陸上大会は初出場だったので、緊張しました。選手が見たことのない高い技術で臨んでいたので、世界は広いなと思いました」と大会を振り返る。今後については「シニアの大会に目を向けて、パラリンピック出場を目標に頑張りたい」と意欲を燃やしている。
写真=世界パラ陸上ジュニア走り高跳びに挑む足立選手(日本パラ陸上競技連盟撮影)