統合後は「大江小学校」に 準備委が名称決定
2019年08月03日 のニュース
京都府福知山市大江町の美河、美鈴、有仁3小学校を統合して大江中学校との小中一貫教育校の設置をめざす「大江地域学校統合準備委員会」(杉之下與志彦会長)は、河守中央の大江町総合会館で7月31日夜に、今年度第1回総会を開いた。2021年4月に、大江中の所在地に開校する小学校の名称を「大江小学校」にすることを決めた。今後、市教育委員会議で承認を受けたあと、市議会による審議を経て正式に決定する。
新たな小学校の名称は3小学校の児童、大江中学校の生徒、町内に住む人たちを対象に今年4月1日から同26日まで公募。63人から37通りの名称が寄せられた。
「大江」は「おおえ」を入れると、16票と一番多く、「地元の小学校なので」「大江中学校の近くにできるから」などの理由が挙げられている。次いで5票の「令和」、3票の「有美」などが続く。
小中一貫教育校の愛称、校章については、小学校名と同様に公募する。校章は旧大江町章を生かしたデザインにすることを条件にしている。
また小中一貫教育校の校歌は、大江中の校歌をそのまま使うことにした。
このほか市教委が、学校統合に関わる整備事業の進ちょくについて報告した。大江中のテニスコートに増築し、主に小学生が使う校舎の設計が完了し、建設業者の選定に入っている状況であると発表して、今後は9月議会で工事請負契約の承認を受けたあと、1年の工期で工事に入る計画を示した。
総会には一般の人を含め約65人が出席。統合後の3小学校の跡地利用などについての質問が出された。
杉之下会長は新しい小学校の名称について「大江地域の唯一の小学校になるので、この地域にふさわしい名前が選ばれました。覚えてもらえやすくて、いいと思います」と話している。
写真=大江中に増築される校舎の立面図(南側から見た図)