京都府議選 福知山は家元氏が9千票でトップ

2019年04月08日 のニュース

 京都府議会議員選挙は、7日に投開票が行われた。定数2を4氏で争った福知山市選挙区は、自民党現職の家元優氏(63)がトップで2選を果たした。2議席目は自民党現職の井上重典氏(72)が、大接戦を制して3選。次点は共産党新人の大槻富美子氏(68)で、得票率0・5ポイントの僅差に泣いた。立憲民主党新人の塩見聡氏(45)は支持を広めることができなかった。投票率は44・18%で前回15年選挙を0・62ポイント下回り、府議選本選では過去最低だった。

 これまでの福知山市選挙区は、現福知山市長の大橋一夫氏の父親が8期、その後を継いだ大橋氏が3期務めて1議席を固め、もう1議席を自民公認候補が取って分け合う流れが長く続いていた。

 大橋氏が市長選出馬のために府議を辞職したことに伴って行われた昨年4月の府議補選で、自共対決に家元氏が勝利して自民が2議席を獲得。固定構図は一変した。旧民主党の推薦を受けて無所属で出馬し、府議3期連続トップ当選だった大橋氏は、今回は市長として自民の2氏を応援する立場を取った。

 先の補選で1万6千票以上を得て強さを見せた家元氏だが、この時は自民総力での押し上げがあり、「今回が本当の意味での初めての選挙」と気持ちを引き締めた。

 大票田の市街地を中心に周辺部にも入り、長い行政経験を生かして他市連携の広い視野で、まちづくり、教育、子育てなどの政策を訴えて浸透を図った。自民支持以外の保守層も多く取り込んだとみられる。

 事務所開きを予定していた3月16日の前々日夜に、府議会議長を務めた父親が他界。予定変更を余儀なくされ、選挙への準備は出遅れた。しかし、陣営が一枚岩になって、亡き父が果たせなかったトップ当選をつかみとった。得票数は9240票(得票率33・2%)だった。

 井上氏は「かつてない厳しい戦い」と危機感を持ち続けながら3選に挑んだ。2期8年の府議経験に基づき、治山などの災害対策、観光振興などの政策、国、府、市のパイプによる事業予算化への実現性を掲げて支持を求めた。

 由良川筋や周辺部に特に力を入れて地盤を固め、前回から約1700票減らしたものの踏みとどまり、議席を死守。得票数は6974票(同25%)だった。

 大槻氏は、善戦した先の補選に続いて2回目の挑戦。「全陣営が経験したことのない戦い。千載一遇の好機」と攻勢を強め、消費税増税反対、原発ゼロなど、くらし第一の政策に声をからした。

 自民2議席独占への反対票に働きかけて、15年の前回の党公認候補より約2千票上積みしたが、あと一歩が届かなかった。得票数は6808票(同24・5%)。

 塩見氏は、45歳の若さや由良川バイパス化など独自の政策を草の根運動で一定の浸透を見せたが、及ばなかった。得票数は4821票(同17・3%)。

 投票総数は2万8206票。うち有効投票数は2万7843票、無効投票数は363票だった。

 

写真=支持者と握手し、喜びを分かち合う家元氏

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