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両丹日日新聞2017年6月 3日のニュース

視覚障害者が自転車で高原快走 タンデム使って

サイクリングを楽しむ視覚障害 福知山市と近隣市の視覚障害者たちが福知山市夜久野高原の京都府緑化センター周辺ででサイクリングを楽しんだ。二人乗り自転車「タンデム」を使って実現した。天気は快晴。ペダルをこいで澄み渡る高原の空気と風を感じた。

 タンデムは前席と後席が一体になった車体の長い自転車。それぞれにペダルがあり、2人で協力して走らせる。視覚障害者は後席に乗り、前席でリードしてくれる人と一緒にこいで走行できる。

 今回のサイクリングは、府北部の視覚障害者らが自転車を楽しめるようにと、タンデム2台を所有する綾部市の「タンデムを楽しむ会」(白木剛会長)が2日に主催し、福知山市視覚障害者協会(田村敏明会長)が共催した。近隣の綾部と舞鶴両市からも参加して、視覚障害者とヘルパーの22人が集まった。

 2人で息を合わせることや、車体が長いため小回りが利きにくいことなどの注意点と乗り方を教わって、いざ出発。緑化センター内の道に慣れたら車が少ない公道に出て、しばしのロングランに興じた。

 走り終えた後の会話もタンデムで持ちっきり。初めて乗った視覚障害者の今川義弘さん(65)は「最初は坂道でスピードが出て怖いと思ったけれど、2回目からは何ともなかった。気持ち良かったです」と喜んでいた。

 楽しむ会の福山保孝事務局長は「絶好のサイクリング日和で、周辺環境も最高。みなさんが楽しんでくれてよかったです」と話していた。


写真=タンデム自転車でサイクリングを楽しむ視覚障害の人ら


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