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両丹日日新聞2017年4月26日のニュース

店舗と同じ設備整えた研修拠点 さとうが開設

接客研修を受ける新入社員 北近畿を中心にスーパーマーケットなどを展開し、約5600人を雇用する総合小売業のさとう(本社・京都府福知山市上紺屋町、佐藤総二郎社長)グループは、人材育成の自社拠点となる従業員総合研修センター「さとうエクスパートセンター」を福知山市東堀に開設した。これまで各地の店舗ごとに分かれていた業務研修を福知山に集約して行い、全従業員の技能と資質向上につなげる。

 さとうは、京都、兵庫、大阪、福井4府県でスーパーマーケットやショッピングセンターなど71店舗を構える創業351年の老舗企業。会社を支えるのは人材であるとの考えから、研修特化の施設を整備した。

 エクスパートセンターは旧フレッシュさとう堀店の建物を改修したもので、鉄骨造り平屋建て延べ床面積約790平方メートル。鮮魚、総菜、パン、青果・精肉の製造と加工、レジ応対の各研修室を設けた。店舗と同じ大型オーブンなどの調理機械や商品陳列棚、レジを置き、実践研修ができる。ほかに会議室などもある。

 そばにさとうグループを象徴する旗艦店・バザールタウン福知山があり、佐藤社長は「センターでバーチャル(仮想)を学び、バザールでリアルにふれる。研修を機に創業の地の空気、社の歴史と理念を肌で感じてほしい」と期待を込める。

 開設初日の24日は、今年度の新入社員がレジ応対や青果加工などの研修を受けた。

■熟練者の育成を■
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 同日のセンター開所式には、さとう関係者、来賓ら合わせて約60人が出席して門出を祝った。

 あいさつに立った佐藤社長は「仕事に精通するエクスパート(熟練者)を数多く育成し、従業員の資質向上からより良い商品とサービスの実現へとつなげていきたい」と話し、来賓で市長代理の山中明彦・市農林商工部長、谷村紘一・福知山商工会議所会頭らとともにテープカットに臨んだ。


写真上=店舗と同じレジを使って接客研修を受ける新入社員
写真下=テープカットをして開所


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