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両丹日日新聞2017年3月23日のニュース

障害ある人もピアノや歌、手話でステージに

 京都府福知山市南羽合の自宅で音楽教室を開く栗林里紗さん(32)は、通常のレッスンとともに、音楽療法のコースを設け、知的障害のある人らにもピアノなどを教えている。初の単独主催による発表会を、東堀のサンホテルでこのほど開催。障害の有無に関係なく、みんな一緒のステージに上がり、日ごろの練習の成果を披露した。

 栗林さんは、幼いころからピアノ教室に通うなど、音楽に触れて育った。叔父が知的障害を持っていたことから、障害のある人を自分の得意分野で支援したいと考えるようになり、大学で音楽療法を学んだ。

 卒業後は、京都府立中丹支援学校などで3年間働いたあと、7年前から音楽教室を始めた。音楽療法コースは、口コミで少しずつ生徒が増えていき、現在は自閉症やダウン症の人ら9人が通っている。

 栗林さんは「ピアノを趣味として、楽しんでくれています。思い通りにいかないとパニックになっていた子が、ピアノで感情をコントロールして、落ち着いて過ごせるようになるなど、効果も出てきています」と喜ぶ。

 今回さらなるステップとして、「障害があっても無くても、同じ舞台で演奏できる機会を」と、一人ひとりが主役の音楽発表会を企画。教室生たちは2カ月ほど前から、この目標に向けて練習に取り組んできた。

 本番の19日。障害のある中学生から20代までの教室生5人が、序盤と終盤にステージへ。AKB48の「365日の紙飛行機」、ベアールの「河はよんでいる」などを、ピアノや歌と手話で順番に披露した。

 「ドキドキしながら見守っていた」という栗林さんは「うまくできるか心配していた子もいましたが、本番では堂々と発表してくれました。一生懸命な姿に感動したとの声をいただき、とてもうれしかったです。発表会は毎年続けていきたい」と話していた。

 保育園児や小学生、高校生らほかの教室生18人も、シューマンの「楽しき農夫」、葉加瀬太郎の「情熱大陸」などを演奏し、保護者から大きな拍手を受けていた。


写真=障害のある中学生から成人までの5人も、ほかの教室生と一緒に演奏発表

    

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