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両丹日日新聞2018年6月 8日のニュース

光秀ゆかりの城門前にタチアオイ 照蓮寺

照蓮寺 京都府福知山市長田の浄土真宗頓圓山照蓮寺(藤雄木了齋住職)境内で、約300本のタチアオイが見ごろを迎えている。寺には戦国武将の明智光秀が築いた福知山城の城門があり、同じ時代を生きた徳川家康の家紋・葵紋にタチアオイをダブらせ、藤雄木住職(70)らは、歴史に思いをはせながら眺めている。

 境内に彩りをと、藤雄木住職と近くに住む檀家の山崎近史さん(69)、多恵子さん(70)夫婦が協力して季節の花を植えている。これまでにヒマワリ、ナデシコ、ハボタンなどを育ててきた。

 花を選ぶのは山登りが趣味の近史さんの役目。昨秋に自宅の畑に自生していたタチアオイの種を取ってまき、暖かくなった3月に境内に移し替えた。

 徳川の家紋のもとになっている植物は別科のフタバアオイだが、3人で「明智と徳川のコラボだね」と笑い合っていた。

 すると4月に2020年のNHK大河ドラマの主人公に光秀が決まったとの吉報が入ってびっくり。「植えた時は決まっていなかった。何か縁を感じます」と藤雄木住職はほほ笑む。

 山崎さん夫婦は「来年は数を増やしてアオイの寺にしたい」と意気込み、藤雄木住職も「大河ドラマへの盛り上がりに少しでもつながればうれしい」と思いをひとつにした。

 希望者は自由に観覧できる。


写真=境内にある福知山城の城門の前で咲き誇るタチアオイ

    

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