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両丹日日新聞2018年5月10日のニュース

福知山音頭に胡弓復活 三味線奏者が練習重ねる

胡弓の練習 京都府福知山市の福知山踊振興会(田村卓巳会長)は、日本の伝統ある弦楽器・胡弓を、福知山音頭の音色として復活させるプロジェクトを進めている。

 90年近く前に発行された福知山音頭に関する資料に、胡弓の音色についての記述は残っているが、音源がない。このため、縁のあった地歌箏曲教授で当道楽友連盟主宰の菊王楽正さん(70)=大阪府守口市=に指導を依頼。今の音頭に合った譜面を作り、踊振興会の地方(じかた)で三味線を演奏するベテラン5人が、今年4月から月に2回のペースで習得に励んでいる。

 胡弓は三味線を小さくしたような形をし、馬毛をゆるく張った弓で奏でる。練習を重ねる会員たちを見て、菊王さんは「三味線をされているだけあって、みなさん上達が早いですね。熱心に頑張ってくれています」と話し、田村会長(64)は「福知山音頭の音楽としての魅力を探ることができればと取り組んでいます」と力を込める。

 演奏は、8月4日に中ノの市厚生会館で開かれるドッコイセフェスティバルでお披露目することにしている。


写真=駅前町の市民交流プラザで胡弓の練習に励む踊振興会の会員たち

    

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