西日本高速道路(ネクスコ西日本)は11日、冬用タイヤ着用の有無を高感度カメラで自動判別するシステムを、京都府福知山市の舞鶴若狭自動車道福知山ICに試行導入した。全国で初めて取り組むシステムで、実践データを検証し、来冬からの本格導入をめざす。
大阪府や兵庫県南部方面から京都府北部へ、ノーマルタイヤのまま乗り入れる車がある。そこで、冬用タイヤ規制時には全ての車を一時停止させ、係員が目視でチェック。スタッドレスタイヤを装着、もしくはタイヤチェーンを巻いた車のみを通過させていた。目視チェックには1台当たり10秒程度を要し、通勤時や交通集中時には渋滞が起きる課題があった。自動判別システムを導入することでチェック時間が大幅に短縮され、渋滞緩和に期待できるという。
自動判別システムは、高感度カメラ内蔵のパソコンで、30キロ以下で走行する車のタイヤの溝の形状を検知して、スタッドレスタイヤかどうかを「OK」と「NG」で判定する。結果は即座にモニター画像と音声で係員に通知される。
今季は試行期間のため、自動判定システムの結果にかかわらず、全車をいったん停止させる従来の目視チェックを併用して万全を期す。本格導入時にはNG判定の車だけを止め、OK判定の車はそのまま走行できるようにする見込み。
今季は舞鶴若狭自動車道を含む管轄4自動車道の計5カ所で試行する計画で、すでに四国地方で配備済み。同社は「タイヤチェックの渋滞時に追突事故が起きたこともあった。作業効率化で利便性と安全性確保にも役立てたい。今季の検証をしっかりとして、来季の本格導入につなげたい」と話す。
写真=高感度カメラ内蔵PCがスタッドレスタイヤ特有の溝を検出した結果を即座にモニターに映し出す
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