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両丹日日新聞2017年1月30日のニュース

「厄を集めに参るぞ!」 節分を前に鬼が気勢

気勢を上げる鬼 2月3日の節分行事を前に、京都府福知山市三和町大原の大原神社(林秀俊宮司)で鬼の衣装合わせがあった。境内に6匹の鬼がそろい踏みし、「厄を集めに参るぞ!」と気勢を上げた。2日に同地区で行われる鬼迎え、3日の追儺式に登場する。

 今年の鬼役は、地元有志で作る大原話し合いの会(大槻兄市会長)のメンバー3人と福知山公立大生3人。28日に行った衣装合わせでは、公立大生に代わって大槻会長らが鬼に扮した。

 地域の行事に鬼を登場させたのは1996年で、面白い行事で地域を活気づけようと始めた。衣装も、そのころから受け継いだものを大切に使っている。

 大槻会長(71)は「鬼も高齢化で後継者不足ですが、厄払いをして、地域の方が元気に一年を過ごせるよう祈りたい」と、今年も行事を盛り上げようと意気込んでいる。

 鬼は2日午後7時から、大原地区の約50軒を回って各戸の鬼(厄)を集めていく。3日午後7時から大原神社で追儺式があり、豆をまかれた鬼が神様の力で改心し、福の神となって現れ、景品付きの福豆をまく。

 このほか、3日午前10時30分から境内の火の神神社前で鎮火祭りもある。神殿から採火された火を、林宮司が古式に則り鎮火して一年の無火災を祈る。火難除けのお札を授与し、甘酒の接待もある。


写真=気勢を上げる鬼たち

    

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