郷土の貴重な財産・文化財を火災から守るため、京都府福知山市の市消防本部は、市内社寺の立ち入り検査をしている。27日までに33カ所を回り、文化財の管理状況、消防用設備の設置状況などを点検する予定。
1946年1月26日に奈良県の法隆寺金堂壁画が焼損。それ以来、この日を「文化財保護デー」と定め、全国で文化財防火運動が実施されている。
立ち入り検査初日の15日には、井上正暉・市文化財保護審議会委員長、福知山消防署員、市生涯学習課職員ら5人が、下夜久野地区の寺院を中心に巡回。小畑の円満院では、木箱に入れて保管されている「絹本著色仏涅槃図」など市指定文化財3点の管理場所・状態を確認し、消火器の設置場所、火気の取り扱い状況などを山崎淳道住職から聞き取り調査した。
市消防本部は22日に口榎原の観瀧寺で文化財消防訓練をする。
写真=円満院で山崎住職(左)に聞き取りしながら文化財の保管状況を確認した
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