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両丹日日新聞2016年12月24日のニュース

ビーチバレー:東京五輪の強化指定 成美高から出口選手

出口花選手 福知山市水内の福知山成美高校女子ビーチバレーボール部主将で3年の出口花選手=六人部中出身=が、日本バレーボール協会の2020年東京五輪でのメダル獲得を目標とする強化指定女子選手9人のうちの1人に選ばれた。3月に行われた21歳以下の女子アジア選手権大会で銀メダル、世界選手権大会9位などの成績が評価された。成美から五輪強化指定選手に選ばれたのは初めて。

■アジア、世界選手権の成績評価■

 強化指定選手はA〜Cの3クラスあり、国内外の大会で高い実績がある選手が選ばれるAクラスに3人、身体的な特徴、運動能力がある選手と評価されたBには4人が選出された。

 Cクラスは、出口選手と松山東雲女子大2年の村上礼華選手で、2人はアジア選手権大会などでペアを組んだ。ともに年齢が若く、20年と24年の五輪に有望な選手として選ばれた。

 出口選手は、小学3年生からバレーボールを始めた。ビーチバレーボールは、高校1年から始めて、高校女子の全国大会・マドンナカップでは2連覇を達成。プロ、社会人などが参加するJBAツアーサテライト平塚大会で優勝するなど数々の好成績を残してきた。

 身長173センチで手足が長く、サーブ、レシーブが得意なオールラウンドプレーヤー。動きがしなやかで、苦しいときも自分に負けない強い精神力も兼ね備えている。トス能力も高いという。

 今回の選出に出口選手は「とてもびっくりしていますが、うれしいです。世界で通用する選手になりたい。ワクワクするし、やってやるという気持ちです。準備と覚悟を持って頑張りたい」と意気込みを見せる。

 成美の松田英人監督は「これからの日本ビーチバレーボール界を背負っていく選手になってほしい」と期待している。 

 卒業後は村上選手と同じ大学へ進学する予定。


写真=強化指定選手に選ばれた出口選手

    

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