きょう5日は、冬ごもりをしていた虫たちが、地上に出てくるころとされる、二十四節気のひとつ「啓蟄」。このところ温かい日が続き、府の天然記念物・ギフチョウを飼育する福知山市厚中問屋町の大地洋次郎さん(75)宅では、4日から羽化が始まった。
ギフチョウは日本固有種で、環境省のレッドリストで「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されている。桜の開花時期に羽化し、優雅に舞う姿から、「春の女神」「春の舞姫」とも言われている。
大地さんは26年前から飼育を続けており、今年は昨年より9日ほど早く第1号の雄が羽化。羽を広げても6、7センチほどだが、黄色と黒色の縞模様と赤、青、オレンジの美しい紋がくっきりと見える。
4月上旬までに500~550匹が羽化するとみており、自宅の飼育小屋にはサクラソウなどを置き、本格的な羽化のシーズンに備えている。
大地さんは「ギフチョウは約10カ月間、サナギで過ごします。懸命に暑さ、寒さを乗り越えて羽化する姿に、生命の尊さを感じるとともに、今年も春がやってきたなと実感します」と話している。
観察希望者は大地さん=電話(22)9002=まで。
写真=サクラソウにとまり美しい羽を広げるギフチョウ(5日午前9時20分ごろ)
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。