2001年度予算を見る 福知山市6
厳しい財政状況で市民の負担増も


 新年度一般会計の予算規模は278億3000万円で、前年度より12億9000万円増の積極型予算編成となった。駅周辺整備やリサイクルプラザの建設など、市ではどれも21世紀のまちづくりを進めていくためには、どうしてもやらなければならない事業と位置づけており、それぞれの事業について出来る限りの予算付けをしている。このため市の借金となる市債の発行は新年度も増え、32億3400万円に。市の財政は依然として厳しい状況にあり、新年度は水道料の値上げなど市民への負担も強いている。
上下水道料など4年ぶり値上げへ
 新年度、値上がりするのは上下・簡易水道、農業集落排水の使用料で、いずれも1997年以来4年ぶりの値上げとなる。
 市では各水道事業の経営状況が厳しく、今後も施設整備を進めていかなければならないこともあり、値上げすることにした。値上げ幅は平均で、上水道11.9%▽下水道15.8%▽簡易水道11.1%▽農業集落排水24.3%。家族4人の標準世帯でみた場合、月額で上水道459円、下水道293円、簡易水道239円、集落排水900円の引き上げとなる。
 また上水道、簡易水道のメーター使用料(平均月額90円)を廃止する。他の自治体でも廃止するところが多く、市民の負担を少しでも軽くするためとしている。料金改定の条例改正案は5日開会の3月市議会定例会に提案。実施は上下・簡易水道が6月1日、集落排水は4月1日からを予定している。
 前年度対比49.3%の高い伸び率となった市債は、駅周辺整備などの建設事業債が28億円にものぼる。市では、市民生活にかかわる事業を展開していくために「やむを得ない」としながらも、今後は起債の発行を出来るだけ抑えながら事業展開していくことを念頭に置く。

手当カットなどで人件費削減
 歳出では市の借金の返済に相当する公債費と人件費などの義務的経費が125億2600万円。人件費は期末勤勉手当のカットや人員削減などで、前年度対比2.7%の減としている。
 特別会計、企業会計の予算額は次の通り。100万円未満は切り捨て。カッコ内は前年度当初と比べた伸び率。
 
◎特別会計◎
 国民健康保険事業42億500万円(8.3%増)▽国民健康保険診療所費3億2000万円(5%増)▽用品調達事業8億6200万円(8.1%減)▽と畜場費2700万円(8.2%減)▽簡易水道事業12億800万円(0.5%増)▽下水道事業41億7800万円(0.7%増)▽休日急患診療所費2600万円(1.2%増)▽公設地方卸売市場事業5億7700万円(1.3%減)▽老人保健医療事業60億5600万円(4%増)▽福知山駅南土地区画整理事業20億9800万円(1.6%減)▽農業集落排水施設事業12億9700万円(8.2%増)▽産業廃棄物処理事業2億6500万円(6.2%増)▽石原土地区画整理事業16億1500万円(12.3%増)▽駅周辺土地区画整理事業18億700万円(64.2%増)▽介護保険事業28億8900万円(13.4%)
 
◎企業会計◎
 ガス事業13億6900万円(17.6%増)▽水道事業24億6700万円(2.7%増)▽病院事業60億5900万円(2.5%増)

グラフ注釈
      グラフは一般会計の歳入歳出別構成  単位は千円

※歳入その他の自主財源=財産収入・繰入金・寄付金
※歳入その他の依存財源=交通安全対策特別交付金・自動車取得税交付金・利子割交付金・
地方譲与税・地方特例交付金・地方消費税交付金・ゴルフ場利用税交付金・国有提供施設等 
所在市町村助成交付金
※歳出その他=労働費・予備費

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