2001年度予算を見る 福知山市2
各文化施設本格的に工事

芦田均元首相記念館
 文化振興面での予算付けを見ると、新年度に本格的な建設に入る事業が目につく。福知山市の故・芦田均元首相の記念館もその一つで、02年度の早い時期の開館を目指し、着工する。
 記念館は、現在書斎として残る生家の一部の隣に建てる。木造平屋建て260平方bで、芦田元首相の偉業を顕彰するため、約150点ある生活用具や書物などの遺品を展示するスペースを設けるとともに、多目的スペースを造り、地域内外の人たちが交流出来る場にする。
 事業費として1億200万円を計上。施設は基本的に地元で運営、管理することになっており、芦田均元首相記念館今年度は建設に向けて市が地元の意向を聞き、計画を立てた。館内には舞台も設置。地元では、施設内で音楽コンサートや文芸発表、特産物の販売などが出来れば−と考えており、地域からの文化発信、交流の拠点施設として位置づけている。
 既存の生家は老朽化が激しく、記念館建設とともに補修をする。屋根をふき替えるとともに、傾いた塀を直すほか、庭園を整備する。補修、整備費は記念館の事業費の中に含まれている。記念館と生家とは渡り廊下で行き来出来るようにし、生家は一般の人たちに見学してもらうことにしている。

厚生会館にスタインウエイ
 今年度からリニューアル工事に入っている中ノの厚生会館の大改修は、新年度3億7500万円の事業費を組んだ。今年度内に内部の取り壊しを終え、壁など内装工事を順次進めていく。改修とともにグランドピアノも新しくする。世界的に有名なドイツ製の「スタインウエイ」で、価格は1550万円。このほか舞台の幕のクリーニングもする。
 厚生会館は11月のリニューアルオープンを予定しているが、改修を記念したこけら落としとして、京都市交響楽団の演奏会を開く計画を立てている。
 旧職安の施設を利用して建てる丹波衣の館(仮称)の整備も今年度からの継続事業で、新年度は5170万円を組む。工事は10月までに済ませ、そのあと展示する生活衣などの資料を搬入し飾りつけをしていく。オープンは来年3月末を予定。

若手芸術家育成の佐藤太清賞美術展
 このほか文化振興では、市出身で文化勲章受章者の佐藤太清画伯を顕彰して開く「佐藤太清賞公募美術展」に1230万円を組んでいる。全国の高校生、大学生ら若い世代を中心に絵画を公募し、入賞作品については市美術館のほか、京都や東京で巡回展を開き、多くの人たちに見てもらう。市では、将来世界にはばたく若手芸術家を育成するとともに、美術展を通じて佐藤画伯や福知山の名がこれまで以上にPR出来れば−と期待している。
 郷土資料館の資料整備事業は新年度で3年目を迎える。同館に収蔵されている資料は書物や写真など1万点以上にもなり、これらをデータベース化し、貴重な資料の管理、整理を徹底していく。

中学校にネット対応のパソコン25台
 文化教育面では、高度情報化社会に対応するためインターネット対応のパソコンを7中学校に25台配備する。今年度は18台導入。これらを合わすと、1中学校につき7台(北陵は4台)のパソコンが備わることになる。また修斉、金谷両小学校にコンピューター専用の教室を整備。桃映中学校の技術教室棟改築、遷喬小学校のグラウンド整備も進めていく。
 99年に府から委譲された喜多の三岳青少年山の家の全面改築に1億2700万円。新年度からの2カ年計画で、鉄骨平屋建て600平方bの施設に造り直すとともに、進入路などの整備をする。

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