2001年度予算を見る 大江町
定住施策で生活基盤整備

町発足50周年を迎える大江町。「住んで良かったと実感できる鬼力ある小さな世界都市」の実現へ向け、上下水道整備など生活基盤を整えてきた。今年度は二俣に町特定公共賃貸住宅(12戸)を建設、入居者を募集したところ定数を上回る応募者があり、町では手ごたえを感じている。新年度も引き続き定住条件としての生活基盤整備を進めていく。

農集排は有路地区で測量・設計
 1998年にスタートした由良川右岸水道統合事業は、新年度で完了する。二箇、矢津、南有路、尾藤奥、河東の五簡易水道を統合、未給水地域だった市原、南山東部地区にも安心で安全な水を供給する。給水人口は2240人、1日の最大給水量は866d。総事業費は16億8300万円(以下、100万円未満切り捨て)。新年度は3億5800万円を計上、市原、南山東部地区で配管工事などをし完成させる。
 下水道では農業集落排水整備に1億円。有路地区で測量、設計に入る。特定環境保全公共下水道は二俣の一部と公庄上で工事を進める。2億2200万円をあてる。

 また、若者定住施策として、大江の暮らしを一定期間(最長3年間)体験できる過疎地域滞在型宿泊研修施設「鬼の里Uターン広場」(2LDK全15室)を96年度、公庄にオープンさせたが、人気が高いことから、もう1棟(全30室)建設する。同広場を退所後、多くの人が町民として生活している。新年度は年度内の完成をめざした新施設の建設費などに2億4000万円を組んだ。

美鈴小トイレも水洗化
 学校関係では、美鈴小学校のトイレが水洗になる。今年度は美河小学校で町内の小学校で初めて実施した。図書館改修工事費と合わせ2100万円を計上。

 地域の個性を出してきた「鬼」関係では、新たに鬼文化研究所を建てる。鉄筋造り平屋建て約300平方bで特別展などを開く展示室、研修室、収蔵庫、ラウンジ、トイレなどを備える。日本の鬼の交流博物館に隣接。研究所には空調設備を整えるため、貴重な資料を借りて展示できる。また、勉強をしたり講座が開ける研修室もある。

町民対象の講座はヘルパーとIT
 町民を対象とした講座にも力を入れる。ホームヘルパー2級を養成する講座は、在宅福祉サービスの需要が高まるなか、在宅介護の向上と福祉活動の場を広めるために開講。4月から募集を始める。定員は25人ほどで費用はテキスト代程度。講習と実習があり、家事援助の方法や実際に介護実習もする。
 さらにパソコンの操作を学ぶIT(情報技術)講習会は現在も2コースに分かれ60人が受講している。今年度は町内の新聞折り込みで募集したところ、その日の午前中の2時間ほどで定員が埋まった人気ぶり。新年度も民間会社に講師を委託して開く。

 環境面では千原処理場の焼却炉を更新するのに3000万円。
 少子化対策としてチャイルドシート購入者に3分の1(最高で2万円)を補助する。今年度は約40人の申し込みがあった。
 このほか、50周年記念誌やイベントなど町発足50周年記念関係にも予算を組んでいる。
 一般会計、特別会計の当初予算額は次の通り。

 【一般会計】38億3800万円
 【特別会計】国民健康保健4億5800万円▽大江病院9億2500万円▽簡易水道5億9000万円▽町営バス運行1500万円▽町立学校給食センター6100万円▽老人保健8億4000万円▽農業集落排水1億7600万円▽公共下水道3億3800万円▽大雲の里7000万円▽訪問看護事業2400万円▽介護保険3億3900万円

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