2004年度予算を見る 福知山市2

3期埋め立て処分場整備へ

 環境面では、2011年度の完成をめざし、第3期埋め立て処分場の実施設計、測量業務、地質調査業務に入るため4800万円をあてている。

 市は第2期処分場の寿命が、予定していた2005年度末より早まると危機感を抱いて不燃物処理場いた。そこで2期処分場の延命化を図ろうと、昨年7月、リサイクルプラザの建設と同時に新分別収集方式を導入。埋め立てられていた不燃物のうち、目立って量が多かったプラスチック製容器包装類(レジ袋やペットボトルのキャップなど)を、単独で収集することにした。

 当初、市民の間に戸惑いがみられたが、新しい分別収集のおかげで、処分場に埋められる不燃物の量が約4割削減できたという。「市民のみなさまの協力のおかげ」と環境推進室。その結果、埋め立て年数が1年延び、予定通り05年度末で満杯になるという。

 しかし、2期処分場が使えなくなるのは目前に迫っていることに違いはなく、3期処分場に関する予算を新年度で計上した。11年度完成予定で、06年度からは一部供用を始める。

新しい米政策関連で支援
 農業面では、30年以上続いた国の減反面積(米を生産しない面積)の配分が今年度限りで終了し、新年度からは米の生産目標数量(米を作る量)を配分する新しい米政策が始まる。この新制度にかかわるいくつかの事業に対して予算が上がっている。

 新しい米政策では、集落が具体的に取り組むための指針・集落水田農業ビジョンを全農区が策定する必要がある。このビジョンを策定した農区に、農区の水田面積に応じて助成する。新政策の弊害として、これまでは生産調整の目標達成のために保全管理されていた農地が十分に管理されず、荒廃化が心配される。そこで「農地保全集落活動支援事業」として、水稲を作らない水田を荒廃させないための対策や有効利用に取り組む農区を支援する。

 このほか「地産地消推進事業」は、地域農業の振興、農村活性化などを目的に、農産物の生産、加工、販売など「地産地消」を促進する取り組みを行うグループや地域に、活動費の2分の1(上限10万円)を助成する。

 4月から小学校の米飯給食をすべて福知山産米に切り替える。地場産米のおいしさを児童や生徒らにPRし、消費拡大につなげたい考えでいる。

10月下旬、仮称・福知山産業フェア
 商工業振興対策には計7200万円を組んだ。新規事業としては、福知山商工会議所や周辺3町商工会などが開く「福知山産業フェア(仮称)」の開催に補助をする。

 同フェアは福天1市3町の商業、工業、農業の各団体が一堂に集まり、本格的な物産展になるという。計画案によると、時期は10月下旬の2日間で、市三段池公園総合体育館とその周辺で開き、約6万人の人出を見込む。内容は展示▽ショッピング▽グルメ▽農産物販売▽イベント▽フリーマーケット▽モーターショーなどの各ゾーンを設けて、商工業のPRをして活性化を図る。

 今年度に続き新年度も、中心市街地活性化TMO事業に補助金を出したり、中小企業者の経営安定のため必要な資金を融資する中小企業緊急特別融資制度を行う。中心市街地活性化対策に2100万円、商店街等振興対策にも1100万円あてている。

写真:05年度で満杯になる不燃物処理場

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