2003年度予算を見る 大江町

都市的基盤整備に本格着手

河守土地区画整理事業
 まちの中心地となっている河守地区で、土地区画整理事業とその周辺のまちづくり関連事業が進行する。人口5700人の鬼のまちで、その中心市街地を形成する都市的基盤整備が動き出す。

 河守土地区画整理事業の区域は、国道175号を挟んだ約10・4ヘクタール。周辺のま宮川橋ちづくり関連事業を含めたエリアは約70ヘクタールに広がる。

 計画では、幅員12mの主要区画道や同6mの区画道路を整備するほか、準用河川の大谷川を改修する。さらに、まちづくり歴史公園など公園3カ所、1級河川の宮川左右両岸に桜づつみ緑地、ポケットパーク3カ所をそれぞれ設ける。旧街道(町道関蓼原線)の2カ所を石畳舗装にする。

 新年度は、区画道路や大谷川の整備などの一部事業に取り掛かる。今後は宮川築堤や宮川橋の架け替え、国道175号の法線変更など、国や府の事業と調整を図りながら進めるという。今回計画するすべて事業の完成目標年度は2010年度。関連事業を含めると総事業費43億円を超える大事業になる。

 1995年の国勢調査では、町発足以来初めて人口の減少に歯止めがかかったが、5年後の2000年調査では再び減少傾向に転じた。過疎と少子高齢化が進む。

定住促進に住宅4棟30戸
 そこで若者定住策の一つに「鬼の里定住促進団地」を造成。町内の若者のほか、田舎暮らしを志向するU・J・Iターン者、既存の定住体験施設「鬼の里Uターン広場1・2」(入居3年)の退所者らを対象に賃貸住宅を建設する。

 河守上地内に約4900平方mの用地を確保し、鉄筋コンクリート造り2階建て4棟を建てる。夫婦と子どもの3、4人世帯を視野に入れ、2LDK30戸を供給する。集会所や広場も整備する。約3億8800万円をかけ年度内に完成させる。

 良好な生活環境の整備にも力を入れる。特定環境保全公共下水道事業では、波美に建設中の処理場2期工事と管路工事を進める。農業集落排水整備事業は南有路と二箇地区で管路を延ばす。双方で約2億8600万円を投じる。特定環境保全事業は07年度、農集排事業は06年度の完成を予定している。

住宅改修に補助
 日本経済はやや明るさが見え始めたが、地方は依然厳しい。町内業者を支援する不況対策緊急支援事業補助金に100万円を計上した。町民が町内業者に頼み30万円以上の住宅改修をした場合、10万円を上限に補助する。

 鬼の町への誘客宣伝関係に170万円を組んだ。旅行業者に町内の観光ルートを売り込む費用で、観光振興に努めるという。住民の生命と財産を守る消防関連は、小型動力ポンプ積載車を購入する予定で1600万円を上げた。

 このほか苦しい財政状況下、人件費など経費を極力抑え、教育関連や老人・障害者福祉、農林事業などに出来る限りの予算配分をした。町は「継続事業のほか、先送りできない事業に予算を組んだ。メリハリのある予算付けになった」と話す。

 特別会計の予算額は次の通り。カッコ内は前年度当初比の増減率。

 ◎特別会計◎

 国民健康保険事業4億3550万円(6%増)
 大江病院事業8億2908万7000円(4・3%減)
 簡易水道事業2億209万2000円(14・1%増)
 町営バス運行事業1190万円(4・8%減)
 学校給食センター事業5588万1000円(5・8%減)
 老人保健9億4930万円(30・9%増)
 農業集落排水事業2億2262万円(1・5%減)
 公共下水道事業3億4400万円(6・3%減)
 訪問看護事業2415万円(2・5%減)
 介護保険4億7079万1000円(10・4%増)
 土地区画整理事業1億8150万円(皆増)

写真:河守土地区画整理事業が始まり、宮川橋周辺の様子が変わる

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