2003年度予算を見る 福知山市6

市税 5億1300万円減

 一般会計での歳入の柱となる市税は、新年度も前年度比で減る見込みとなる。総額では5億1300万円減。市の幹部職員は「これまで2、3億円のマイナスはあったが、これほどまでに多くの減額は過去に記憶がない」という。

固定資産税は評価替えで減額予想
 市税のうち市民税は個人、法人とも減る。特に法人は前年度比10.4%の減額としている。企業の収益が減り、法人税のうち黒字に対して課税する「法人税割」のウエートが低くなるのが要因。また固定資産税は新年度が評価替えの初年度に当たり、家屋の評価が下がる見込みのため、税額は3.7%減る予想を立てている。たばこ税については、たばこが値上げの予定で、2%の増収を見込んでいる。
 
市債は27億円余
 市の借金に当たる市債の発行は前年度比9.5%減の27億2500万円。このうち国が借金して地方自治体に振り分けていた「臨時財政対策債」は、2年前から市町村が発行するようになり、新年度は12億8千万円に上るが、これは将来、地方交付税として全額戻ってくることになっている。残りの14億円は建設事業に対する起債。 市では将来のまちづくりのためには起債の総額を減らす必要があると考えており、臨時財政対策債を除く14億円程度の市債発行であれば、健全財政が維持できるとしている。

財政調整基金からは1億円にとどめる
 基金の取り崩しは、地域福祉基金2億8千万円、鉄道網整備事業基金2億600万円を繰り入れ、財政調整基金からは1億円にとどめる。同基金は現在、32億円あり、今年度内に1億5千万円、新年度で1億円を取り崩すことで、残高は29億5千万円となるが、今年度の決算剰余金を積むことにより、30億円は確保できる計算になっているという。
 歳出では、人件費が職員の退職者減や給与減額で、4.4%減の54億8800万円に。物件費は光熱水費など経常経費の5%節約を目標に、5.6%減の27億8千万円とした。
 
駅南特別会計は事業完了で減額
 特別会計は、駅南土地区画整理事業が、11.7%減の17億800万円。一方で駅周辺土地区画整理事業は事業推進のため、18.9%増の20億2700万円を組んだ。病院事業では、市民病院が新年度から本格的な改築工事が始まるため19.8%増の92億3200万円を計上している。 各特別会計と企業会計の予算額は次の通り。カッコ内は前年度当初比の伸び率。

◎特別会計◎
 国民健康保険事業51億300万円(12.7%増)▽国民健康保険診療所費3億4500万円(4.2%増)▽用品調達事業4600万円(11.7%減)▽と畜場費2800万円(12.2%減)▽簡易水道事業12億7600万円(1.3%減)▽下水道事業41億4900万円(2.3%減)▽宅地造成事業5億9500万円(240%増)▽休日急患診療所費2500万円(2.0%減)▽公設地方卸売市場事業5億8400万円(0.8%増)▽老人保健医療事業56億2千万円(11.1%減)▽福知山駅南土地区画整理事業17億800万円(11.7%減)▽農業集落排水施設事業12億5500万円(3.9%減)▽産業廃棄物処理事業2億9300万円(5.7%増)▽石原土地区画整理事業20億9500万円(10.1%増)▽駅周辺土地区画整理事業20億2700万円(18.9%増)▽介護保険事業31億700万円(2.0%増)

◎企業会計◎
 ガス事業12億3千万円(1.4%減)▽水道事業19億7400万円(26.5%減)▽病院事業92億3200万円(19.8%増)

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