2003年度予算を見る 福知山市3

少子高齢化に対応

 福知山市の65歳以上の高齢化率は2002年1月に20%を超え、07年には20・8%に上昇するといわれている。急速な少子高齢化に対応するため福祉環境の充実が急務で、市では新年度も各施策に取り組む。

福寿園跡に複合型高齢者施設を建設
 上松の養護老人ホーム、福寿園跡地に「高齢者地域福祉拠点」施設を建設する。予算額は4億900万円。在宅介護支援センター、デイサービスセンター、生活支援ハウスの3
つの機能を持った施設となる。
 鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ約1290平方m。在宅介護支援センターでは高齢者福祉全般にかかわる相談窓口を開設する。通所介護のデイサービスセンターは定員30人で、日帰りで食事や入浴などをしてもらう。また自立が期待できる高齢者が短期間、滞在できる生活支援ハウスは定員を10人としている。今秋着工、新年度内に完成予定で、準備が整ったあと開設となる。施設運営は民間社会福祉
法人などから募集する。

1号被保険者の介護保険料2970円に
 国の介護報酬などの改定や市の高齢者の増加、各種介護サービス量の伸びなどを見込み、65歳以上の第1号被保険者の介護保険料(基準額)は、新年度から現行の2701円を約10%増の2970円に改定する。同被保険者の保険料は現在、所得区分によって5段階に分かれているが、これを6段階にする。

住宅改修に上乗せ助成
 介護保険制度での住宅改修費助成は現在、改修費の限度額を20万円としているが、市では制度とは別に20万円を超える工事額分の一部を助成する。高齢者の自立生活支援と介護負担の軽減を図ることが目的で、要支援以上の認定を受けている人が対象となる。補助金額は要支援、要介護1−3が1万円、要介護4−5が6万円。手すりの取り付けや段差の解消、トイレの改修などにかかわる工事に適用。審査のうえ交付する。

子育て支援計画策定
 高齢者対策とともに大切になるのが将来を担う子どもたちの育成事業。市の子育て支援計画は02年度から策定に向け取り組んでおり、新年度は市民への意識調査の結果分析を業者に依頼。それをもとに計画案を作成し、市民代表や学識経験者らでつくる協議会で検討し、正式な計画に仕上げる。予算額は150万円。

 乳幼児から絵本に親しむ機会をつくる「ブックスタート事業」を始める。4カ月健診の際に、親が子に絵本を読み聞かせることを勧める事業で、市内の読み聞かせの会の会員が講師役になり、体験学習をしてもらう。家庭で読み聞かせをし、育児不安解消や虐待予防にもつなげたい考えで、子どもたちの発達に合った絵本の紹介や図書館の案内、保育サークル、文庫活動、育児に関する情報なども知らせる。
 教育関係では市立中学校のコンピューター機器の整備に1900万円を盛り込む。今備え付けている機器は1992年から93年にかけて設置したもので、型式が古く使いにくくなっているため、今年度に引き続き更新していく。南陵、成和、六人部の3校が対象で、各校に生徒用パソコン20台、教師用1台を入れる。

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