2003年度予算を見る 福知山市2

循環境型社会実現を目指して

 プラスチック製容器包装類を分別収集するリサイクルプラザ。施設内にはリサイクル体験ができる工房もある
 新年度予算編成の基本方針の一つに、循環型社会環境の実現をあげている。自然にやさしい快適なまちづくりを進めていくための様々な施策に、今回も積極的に予算付けをして
リサイクルプラザ
リサイクルプラザ
いる。

プラスチック製容器類を分別収集
 リサイクルプラザが3月に完成するのにあわせて、これまで燃やさないゴミで出していたペットボトル以外のプラスチック製容器包装類を、新年度から分別収集し、指定法人に引き取ってもらう。収集の開始の時期や方法は現在検討中で、引き取りの際、包装類とともに異物が混入しないよう、プラザで市内の障害者施設の入所者に手選別作業を委託する。委託事業費として1600万円を計上した。
 市民が物を大切にする心を養い、ゴミ、環境問題に一層関心がもてるようにと、プラザ内の工房などでリサイクルの体験学習をする。土、日曜、祝日を中心に、空瓶などを使い熱処理でガラス細工をするほか、衣類のリフォーム▽廃木材の加工▽廃油からの石けん作り▽紙すきなどをする。
 環境に配慮したまちづくりの指針となる「市環境基本計画」の策定推進に400万円を計上する。昨年1月に市民代表や事業者らで「ふくちやま市民環境会議」を組織し、市職員も加わり、計画案づくりを進めているところで、この案を基本に広く一般市民からも意見を聞くなどして、正式な計画に仕上げていく。経費は市民会議委員への報酬、計画策定にかかわる委託料、計画書などの印刷製本に充てる。

地域省エネルギービジョンを策定
 市民、事業所、行政が一丸となって省エネルギーを進めるための「市地域省エネルギービジョン」を策定する。策定については学識経験者や住民代表、エネルギー事業者、NPOメンバーら約10人で委員会をつくり検討。事業所、市民を対象としたエネルギー使用実態、太陽光・風力などの新エネルギーについての調査などをしていく。予算額は900万円だが、新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)から全額補助を受ける。
 市の公用車の更新に伴い、環境に優しい天然ガス車を導入する。人権推進室の使用車とガス緊急工作車の2台で700万円を予算化。

雨水貯留施設は北本町1区に設置
 市街地での集中豪雨による浸水被害を防ぐため取り組んでいる地下への雨水貯留施設工事は新年度、9400万円を投入し北本町1区(延長958889)で進める。豪雨などで下水管がいっぱいになった時に、管の雨水や汚水を一時的にためておく施設で、箱型の鉄筋コンクリート製ボックスカルバート(幅38889、縦2・58889)をつなげていく形で設置する。全体計画では西本町、駅前町、内記の3地域を中心に実施。総事業費は約7億円で、08年度末完成をめざす。
 消防関係では、土にある福知山市消防団西中分団第2部の車庫・詰め所が長年の使用で老朽化しているため、改築費として1千万円。鴨野町と下地には、ふた付きの防火水槽(40t級)を1基ずつ設ける。また福知山消防署のポンプ車1台を2500万円で購入する。
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