2003年度予算を見る 福知山市1
 福知山市の2003年度当初予算案は、一般会計が257億8千万円、特別会計282億6100万円、企業会計124億3700万円の総額664億7800万円となっている。総額では前年度当初比0.3%増だが、一般会計はリサイクルプラザや森垣−岩井間を結ぶ農道建設などの大型工事が完了すること、それに長引く不況の影響もあり、4%の減となった。市では、自治体財政を取り巻く環境が一層厳しくなる中、行財政改革を積極的に推進、市町村合併もにらみ、市の大きな目標である「北の都づくり」に向けて歩み出す年にふさわしい予算組みをした−としている。主な事業を紹介する。予算額は100万円未満切り捨て。


新たなまちづくり推進

合併特別委の活動経費を計上
 新年度は市町村合併問題に向けて大きなステップの年になることから、新たなまちづくりを推進するための事業に予算を盛り込んでいる。
 福知山、三和、夜久野、大江の1市3町は法定合併協議会設置についての議案を3月議会に上程することで合意しており、市では協議会の運営経費に1200万円を計上。市だけでなく3町も経費を出すことになっており、市は全体の5分の2を負担する。協議会は各市町の首長や議員、学識経験者らで構成する予定で、合併の是非、合併方法など具体的
情報公開コーナーは1階に設ける
情報公開コーナーは1階に設ける
な協議を進める。
 昨年12月にできた市議会の市町村合併特別委員会の活動経費も予算付け。年7回の開催予定で必要に応じて、調査研究会や討議会を開くほか、同じような枠組みで協議会を設置している先進自治体へ視察にも出かける。委員会で出た意見や調査結果などは協議会に報告していく。
 協議会で、仮に合併の方向で意見がまとまれば、各市町が来年9月ごろの議会に合併案を上程。議決後、府議会にも上程し、決まれば府から総務省に申請し告示されることになる。
 
第4次総合計画策定に向け準備
 市のまちづくりの指針となる総合計画は第3次計画が05年で完了するため、第4次の策定に向けて、情報収集や第3次の課題などを分析、整理する。4次計画は06年度から10カ年計画で、合併あるなしにかかわらず、市の進むべき「北の都づくり」構想の具体的なプランを策定していく。
 国や府との事務のやり取りはこれまで郵送やファクスなどを使ってきたが、事務の迅速、効率、省力化を図るため、高速大容量の専用回線による総合行政ネットワーク(LGWAN)接続整備事業に取り組む。03年度に国、都道府県、全国の市町村との行政ネットワークを実現するという政府の方針に基づくもので、府の通信基盤の「デジタル疏水(そすい)ネットワーク」の回線と接続する。これにより国、府、市などとの間で行われていた紙主体の事務の一部が電子メールでのやりとりになる。

情報公開コーナーを新設
 4月からの情報公開条例施行を円滑に進めていくため市役所1階市民相談室に情報公開コーナーを新設し、公文書の開示請求を受け付ける。だれでも請求でき無料。公開の対象となるのは4月以降に作成された文書や図面、写真、フィルム、フロッピーディスクなどの記録。個人情報や法人事業活動情報、公共安全に関する情報などは不開示となる。開示決定などの不服申し立てについては学識経験者ら5人以内で組織する情報公開審査会で検討する。

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