2003年度予算を見る 大江町

福祉、教育関係を重点に


小学1年生には木製机
 大江町の2003年度当初予算案は、町長選を控え、骨格予算に近い緊縮型だが、必要性があるものには新規事業への予算配分もしている。町内で唯一の特別養護老人ホーム・五十鈴荘(二俣)は、新年度中に特養ホームとショートステイを増床することにしており、町は補助金として8千万円を計上した。これらの主な事業を取り上げる。(予算額は100万円未満切り捨て)

五十鈴荘
五十鈴荘を増築する
五十鈴荘の増床に補助8000万円
 五十鈴荘は現在、特養ホーム50床、ショートステイ8床を抱える。それでも入所待機者は、多いときには30人に上るという。特養は30床、ショートステイは8床を増床し、福祉充実を図る。新年度内の完成をめざす。
 
河東地区ほ場整備前に調査設計
 由良川右岸にあたる千原、常津、尾藤の河東地区ほ場整備の調査設計業務などに1200万円を投入する。対象面積は水田、畑など約30ヘクタールと大規模事業になる。同地区の川沿いでは国土交通省による築堤工事が進められており、この機会に水害のない優良農地を整備しようという農家の意欲が高まっているという。対象地内には総合運動公園の整備構想もある。
 学校・教育関係では、3小学校の新1年生用として、ヒノキの間伐材を使用した机、いす60セットを購入する。在校生はスチール製のものを使っているが、廃棄処分の際に木製の方が環境にやさしく、児童にも自然のぬくもりを感じさせられる。2学期から導入する予定で、学校備品の購入費として予算付けしている。
 大江中学校のパソコン42台を更新する。教師用2台、生徒用40台。5年前に整備したパソコンはマイクロソフト社がサポートを終えた「ウィンドウズ95」と古く、現在の主流のものと比べると処理能力が低く、不便を感じている生徒も多いという。パソコンは教育現場には欠かせなくなり、用途も多岐にわたるため、処理能力が優れているものが求められている。生徒が限られた時間内に快適に使用できるよう最新式にする。更新などに1500万円。また、3小学校と1中学校の職員室にエアコンを取り付けたり、遊具の新設、改修もしていく。
 
大江病院会計に1億円繰り入れ
 このほか、赤字が続く大江病院には一般会計から1億円を同病院特別会計に繰り入れ、経営改善を図る。
 河西グラウンドと青少年センターの遊具の撤去、新設、改善や第1町民体育館のトイレの水洗化工事などに500万円▽福知山市と三和、夜久野、大江の1市3町で組織する法定合併協議会の負担金700万円▽夏、秋、冬に行う地域活性化イベントに1千万円▽町道新設改良に1億700万円▽10人乗りスクールバスの購入に350万円。
 昨年、町内の全小学生に配ったフリーパスポートは町営バスや日本の鬼の交流博物館、和紙伝承館、大雲記念館の3公共施設が無料になるが、新年度は新1年生に発行する。その費用も予算計上している。
 特別会計では、農業集落排水事業で南有路・二箇地区での管路敷設工事と処理施設工事に1億2400万円。公共下水道事業で中部下水道管敷設工事として河守上地区の管路敷設と波美の処理場増設に1200万円などとなっている。
 一般会計、10特別会計の予算額は次の通り。カッコ内は対前年度比。
 
【一般会計】
33億5千万円(4.4%増)
【特別会計】
国民健康保険4億1100万円(14.5%減)▽大江病院8億6600万円(2.1%減)▽簡易水道1億7700万円(7.0%減)▽町営バス運行1200万円(増減なし)▽学校給食センター5900万円(2.0%減)▽老人保健7億2500万円(13.7%減)▽農業集落排水2億2500万円(24.6%増)▽公共下水道3億6700万円(3.7%増)▽訪問看護2400万円(0.7%減)▽介護保険4億2600万円(23.9%増)
他年度予算を見る 福知山のニュースは両丹日日新聞