2002年度予算を見る 夜久野町

子育て、介護に安心を


旧竜城中学校跡地造成へ調査
 全国の多くの地方自治体で検討課題となっている市町村合併。夜久野町にとっても大きな問題で、特にクローズアップされだした昨年からは小学校・保育園統合など町づくりの大きな柱が次々と凍結(棚上げ)された。役場庁舎の建て替えも、合併問題の前にかすんでしまった感がある。が、新年度は「新
旧竜城中跡地
利用に関心の集まる旧竜城中跡地
庁舎建設地の第一候補」と考えられてきた旧竜城中学校の跡地(額田)を造成する測量設計委託費を400万円組んだ。


 竜城中学校は1993年の中学校統合で校舎の利用を停止。順次取り壊し、資材置場にしていた体育館も昨年3月までに撤去した。広さは約1万6千平方m。道路より低いため、有効活用するには埋め立てる必要があり、新年度は造成に必要な土砂量などを調べる。役場建設の可能性は薄く、どのような利用をしていくのかに関心が集まる。


 統合が棚上げ状態になっている保育園では、中夜久野保育園の施設改修を行う。地域で農業集落排水事業が始まるため。これら保育園運営費には1億5千300万円を計上した。また保育園では延長保育の時間を午後7時30分にまで延長する。さらに町内で希望する低学年児童を放課後、下夜久野保育園に集めて学童保育を実施する。土日、夏休みなどは児童館を利用、共働き家庭に安心を提供する。


徘徊高齢者家族支援サービス
 お年寄りの安心としては、徘徊(はいかい)高齢者家族支援サービス事業をスタートさせる。全国展開する警備保障会社のサービスを利用する。希望家族は携帯電話と同じ電波を出す端末セットを購入。お年寄りの衣服などに着けておくと、行方が分からなくなった際にGPS衛星と地上の基地局で電波をたどり、お年寄りがどこにいるか見つけ出す。近くなら家族が、遠方なら警備保障会社が迎えに行く。新年度、町では端末セットの購入費(1組7千円)10人分を計上した。月額使用料(500円)などは自己負担。


 ひとり暮らしのお年寄りに昼食を届ける給食サービス事業は600万円。これまで週5回だったのを毎日に増やす。現在の利用者は日によって20−45人。


中山間地支払活用担い手・特産育成
 農林水産分野では、全国でも例のない事業を始める。中山間地等直接支払事業交付金(5千200万円)で各営農組合に交付された交付金から4分の1ずつを出し合い、町からも800万円を拠出して(1)担い手育成(2)特産育成(3)土づくりの3本柱に取り組む。


 土木分野では町懸案の公営住宅建設事業として72万円を組んだ。いま地権者らと用地買収へ向けて交渉をしている段階。道路橋梁新設改良事業は1億4千800万円。町道小倉線の延長820m区間で4mだった幅員を8.75mに拡幅する工事は新年度で完了。町道上夜久野停車場線の490m区間で2.5−3.5mだった幅員を5−6mに拡幅する工事も、ほぼ完了させる。


 消防関係では上分団第三部の車両更新など施設費900万円、防災マップ作成など非常備消防費1千900万円。教育関係では町史編さんに600万円などがある。


 一般会計、八特別会計の予算額は次の通り。カッコ内は対前年度比。
 【一般会計】33億7千600万円(2.8%減)
 【特別会計】国民健康保険4億7千500万円(10.5%増)▽簡易水道2億400万円(8.1%減)▽中夜久野地区財産区36万円(20%増)▽下夜久野地区財産区33万円(3.1%増)▽老人保健8億7千900万円(2.4%減)▽農業集落排水施設2億5千200万円(59.4%減)▽町営バス運行事業3千400万円(27.4%減)▽介護保険3億5千100万円(9.4%増)


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