2002年度予算を見る 福知山市1
 福知山市の2002年度当初予算案は、一般会計が268億5000万円、特別会計277億5千900万円、企業会計116億3千700万円で、総額662億4千700万円となっている。一般会計は前年度当初比3.5%の減だが、総額では1.7%の増に。景気の低迷が引き続き予想されるなか、税収の伸びも期待できず、新年度も厳しい財政運営を強いられるが、市では「行財政改革を積極的に推進し、各種施策の優先順位を見極めつつ、不況、雇用対策、都市基盤整備などを中心に、積極的な予算組にした」としている。目につく事業を拾い上げてみる。【原則として100万円未満切り捨てで表記】

大型事業は継続中心に

 厚生会館改修や広小路通りのカラー舗装、御霊公園パーキング改築、芦田均記念館建設など、今年度は大型事業に多くの予算が投入された。新年度の一般会計では大型事業への予算額は前年度を下回っているが、病院事業会計などを含めると同程度の投資規模となっており、継続事業を中心に引き続き積極的な事業展開をしていく。


川口中の全面移転改築に着手
 新規事業では野花の川口中学校の全面移転改築計画があげられている。同校の現教室棟と特別教室棟の2棟は木造で、1957年に建設。65年には本館が建てられたが、老朽化が激しい。計画で
川口中
老朽化している川口中学校の木造校舎
は高台にある現在のグラウンドに校舎や体育館を建てる。新年度は1千100万円かけて基本計画、基本設計、用地造成などを進める。03年度に体育館、04年度に校舎などの建設にかかり、05年度内の完成をめざす。川口中の改築が済めば、市内の中学校では雲原の北陵中だけが木造校舎となる。


西川はバイパス水路建設に伴う用地買収
 末広町など低地盤地域の道路冠水被害を防止するため、2000年度から進めている西川改修事業は、今年度中に駅周辺地域の未整備区間308mのうち、155m区間を完成させる。河床の掘り下げやバイパス水路を設けることで、現在の通水能力を約3倍に高める計画。新年度は1億1千400万円で、バイパス水路新設に伴う近畿財務局所有地(旧福知山労働基準監督署)の用地買収をしたあと建物の取り壊しに入るほか、NTT施設の移設補償をする。


 また集中豪雨による市街地の雨水対策の一つとして、地下に貯留槽を設ける緊急都市内浸水対策事業は、今年度国の補助が認められ、現在西本町で工事を進めている。設置場所は同地内のほか駅前町、内記の2カ所。貯留槽は激しい降雨による出水で下水管がいっぱいになり、そこから逆流する雨水などが地上からあふれ出ないように、ためておく施設で、コンクリート製の箱型(3m×2.5m)のものをつなぎあわせていく形で設置する。総事業費は約7億円。新年度は引き続き西本町での工事を進め、延長75m区間を完成させる。全部の完成は08年度の予定。


 今年度、上川口、金谷両地区での事業認可を受けた特定環境保全公共下水道事業は、基本、実施設計と管きょ工事に入る。施行するのは立原、野花など5カ所。


市道荒木神社堀線は新年度で完成
 84年度から取り組んでいる市道荒木神社堀線拡幅は新年度でようやく完成する。市道西岡小谷ケ丘線交差点から市道荒木正明寺線までの約1.2km。射撃場などへ向かう自衛隊の大型車両と一般車両の離合が難しく危険な場所だったが、車幅5.5mに拡幅している。


 喜多の三岳青少年山の家の改築は新年度で完成。7月にオープンする。


 秋津が丘団地(66戸)の建て替えは新年度から2カ年計画で第3期建設工事に入る。既設住宅16戸を解体。敷地整備や本体工事をする。


 福知山駅付近連続立体交差事業には4億4千900万円を計上。高架本体工事のほか、仮線への切り替え工事などをする。駅北の駅周辺土地区画整理事業も10億円を投資し、区画整理に伴う家屋移転が更に進み、高架事業同様、市民にとって目に見えた形で理解できるようになるという。

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