2004年節分のニュース
両丹日日新聞からピックアップ
福天各地で「鬼は外!」 2月3日に節分行事 厄除け祈願や福豆授与

 「鬼は外! 福は内!」のかけ声と共に豆をまき厄災をはらう節分行事が、2月3日を中心に福天地方の社寺で行われる。「鬼は内!」と声を上げる珍しい節分祭もある。

 節分といえば鬼。鬼といえば大江町。元伊勢内宮皇大神社では、3日午後2時から三鬼打ち厄除け神事が行われる。「病鬼、陰鬼、貧鬼」を豆で社殿に追い込み「元気、陽気、富貴」にさせる。3時からは御神鬼の夫婦に子どもが誕生。奉納人形が3体になった酒をいただいた杯を厄除け石で割り、布を裂いて厄払いする盃(かわらけ)割り厄除け神事も。4日は午前10時から立春祭。
 元伊勢外宮豊受大神社では3、4両日に厄除けの大かがり火をたき、午前11時から家内安全などの祈願、甘酒接待をする。
 福知山市の御霊神社は3日午前10時から大かがり火をたき、午後4時から神事。7時から御霊太鼓の奉納や子鬼トリオが登場しての豆まきがある。福豆、甘酒接待も。
 野家の一宮神社は3時30分から神事。豆まきは4時、6時30分、7時30分の3回行う。古札焼納は午前10時30分から。福豆授与もする。
 三和町の大原神社は午前10時30分から末社、火の神神社で鎮火(ほしづめ)祭が営まれる。無火災を願う神事で神殿から採火された火で火炉に点火。ヒョウタンにくんだ水、川砂、若芽で鎮火をする。午後7時からは追儺(ついな)式。「鬼は内! 福は外!」とのかけ声をあげて鬼たちを本殿へ追う。追われた鬼は改心して福の神となり、福豆をまく。

お寺も法要
 寺院でも節分法要が営まれる。
 福知山市長田の高野山真言宗泰平山願来寺では午前10時30分から厄除け開運の祈願が行われ、福引や甘酒接待などがある。
 同市北岡の日蓮宗善行寺では午後1時から節分会があり、法話、法楽加持などに続き豆まきが行われる。小豆がゆの接待もある。
 また近隣の綾部市では大本本部で大本節分大祭が行われる。3日午後5時30分から甘酒接待や純金ダルマなどが当たる福引が始まり、7時30分から長生殿で大祭人型大はらい。深夜11時からと4日午前2時30分からの2回、由良川綾部大橋で人型・型代流し瀬織津姫行事が行われる。豆まきは4日午前4時30分から長生殿で。

大原の青年らが鬼迎え 「安産」で奉納人形増える
 三和町大原の青年組織、大原話し合いの会(大槻兄市会長)は、ことしも節分行事として2月2日夜に家庭の鬼(厄)を迎えに行く「鬼迎え」をする。これを前に鬼の人形をこしらえ、大原神社に飾った。

 鬼迎えは地域活性化のためにと1996年から始まった。大原神社で3日に行われる追儺式にちなみ、会員たちが面やかつらをかぶって赤鬼、青鬼となり、2人1組で計3組が午後7時ごろから集落の氏子宅を順に訪れる。「鬼が来たぞー」などと大声を出して子どもたちをおどかし、子どもたちは豆をまいて一生懸命に追い払う。

 「鬼の家庭訪問」として、各家庭では鬼に酒を振る舞ったりして、毎年和やかに厄払いをしている。

 この鬼迎えを前に、会員たちはことしも鬼の人形を作って大原神社に奉納した。これまでは男女2体の鬼人形だったが、大原神社が安産の神様ということで「鬼にも子どもが誕生した」との設定で、ことしは3体に増やした。

 子どもの鬼も人間の大人ほどの大きさをしていて、更に大きな鬼の両親に挟まれ、仲良く絵馬殿に並んで参拝者たちを見守っている。


節分と鬼については「連載特集」コーナーを参照

写真:鬼の夫婦に子どもが誕生。奉納人形が3体になった
(大原神社絵馬殿)

大江山の鬼伝説・節分と豆まきの話題
福知山の情報満載 両丹日日新聞WEB両丹